公開日: 2026年05月19日

最終更新日: 2026年05月19日

道玄坂二丁目南地区再開発|渋谷駅直結・基準階約478坪、"渋谷らしさ"を継承する大規模複合開発【2027年11月竣工予定】

道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業の完成イメージパース道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業 イメージパース
出典:東京都都市整備局「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」(2025年10月31日更新

「道玄坂」と聞いて、賑やかな繁華街の印象しか浮かばない方は、2027年、その変貌ぶりに驚くことになるかもしれません。

現在、三菱地所が参加組合員として推進する「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」は、路地の賑わいを残しつつも、基準階1,580㎡(約478坪)・天井高2,800mmという大企業の拠点にふさわしい高機能スペックを兼ね備えた複合ビルです。京王井の頭線渋谷駅直結・ラグジュアリーブティックホテル隣接・渋谷マークシティとのデッキ接続——これが道玄坂に誕生するということ自体、渋谷のオフィス市場における一つのパラダイムシフトと言えるかもしれません。

プロジェクト概要

道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業の配置図出典:三菱地所ニュースリリース (2024年1月16日)より

プロジェクトについて

本プロジェクトは道玄坂二丁目南地区市街地再開発組合が施行し、三菱地所が参加組合員として参画します。デザイン総合監修は北川原温建築都市研究所が担当し、渋谷の街並みと調和した外観設計が進められています。三菱地所にとって渋谷駅周辺での大規模再開発への参画は初であり、総事業費は約767億円に及びます。2022年1月の組合設立、2023年2月の解体着工、2024年1月16日の新築着工と段階的に進み、2027年11月の竣工を目指しています。

物件概要(オフィス棟・ホテル棟)

項目 オフィス棟(高層棟) ホテル棟(中層棟)
所在地 東京都渋谷区道玄坂二丁目577-1他
規模 地上31階・地下2階・塔屋2階 地上11階・地下2階・塔屋1階
建物高さ 約155m 約60m
延床面積(合計) 約87,100㎡
敷地面積 約6,720㎡
構造 地上:鉄骨造、地下:鉄骨鉄筋コンクリート造
設計・監修 三菱地所設計・山下設計JV(デザイン総合監修:北川原温建築都市研究所)
施工 戸田建設
参加組合員 三菱地所
新築着工 2024年1月16日
竣工予定 2027年11月(予定・オフィス) 2027年夏(ホテル開業)

交通アクセス

駅からのアクセス

京王井の頭線「渋谷」駅と直結しており、JR・東京メトロ各線「渋谷」駅からも徒歩2分という立地です。渋谷駅は複数路線が集結する国内有数の交通結節点であり、首都圏各方面からのアクセスに優れています。

  1. 京王井の頭線「渋谷」駅 直結
  2. JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン「渋谷」駅 徒歩2分
  3. 東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線「渋谷」駅 徒歩2分
  4. 東急東横線・田園都市線「渋谷」駅 徒歩2分

渋谷マークシティとの接続と歩行者ネットワーク

本プロジェクトは「渋谷マークシティWEST」とデッキで直結します。道玄坂一丁目と二丁目をつなぐ南北の歩行者ネットワークを形成し、その結節点に約850㎡の広場と約50mの緑道を整備します。スクランブル交差点から道玄坂を通じて本ビルまで、雨天時も快適に移動できる動線が生まれます。

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フロア構成

道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業の断面図出典:三菱地所ニュースリリース (2024年1月16日)より

オフィス棟(高層棟・地上31階)

フロア 用途・概要
4〜31階 オフィスフロア。基準階面積1,580.91㎡(約478坪)。天井高2,800mm。床荷重500kg/㎡(HDZ対応800kg/㎡)。エレベーター18台(うち非常用兼用2台)。
3階 オフィスサポートラウンジ(カフェ&就業者用スペース)・貸会議室。
1〜2階 商業施設(店舗)。道玄坂沿道の賑わい形成に寄与。

ホテル棟(中層棟・地上11階)

フロア 用途・概要
屋上 ルーフトッププール&バー、ルーフトップレストラン。エリア最大級のルーフトッププール。
客室階 TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)。120〜130室(28〜120㎡)。シアタールーム・スパ・ジムを完備。
低層部 多彩なジャンルのレストラン(4〜5店舗)、地下にスパ。

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お電話でのご相談

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次世代ワークプレイスを支えるオフィス性能

基準階約478坪の高機能オフィス

4〜31階のオフィスフロアは基準階1,580.91㎡(約478坪)・天井高2,800mmを持つ、渋谷エリアでは希少な大規模ワークプレイスです。多種多様な企業や働き方に合わせた多彩なワークスペースを実現するとされており、スタートアップから大企業まで幅広いニーズに応えられる設計となっています。

300名以上の本社移転や統合移転を想定している場合は、物件比較と並行して移転スケジュールや体制設計の整理も重要です。

→ 大規模本社移転の進め方ガイドを見る

「渋谷らしさ」がもたらす採用・ブランディング効果

近年の渋谷にはIT・スタートアップ・エンタメ・クリエイティブ企業の集積が進んでおり、多様な人材が集まりやすい街としての地位が確立されています。ハイブリッドワーク時代において「どこで働くか」が企業ブランドに直結する中、道玄坂直結という立地は採用競争力の強化に寄与します。百軒店エリアや道玄坂小路のような路地文化・多様なカルチャーが近接することも、他のビジネスエリアにはない渋谷固有の魅力といえるでしょう。

近年では、オフィス立地や出社体験そのものが、採用ブランディングや企業イメージに与える影響も大きくなっています。特にIT・クリエイティブ企業では、「どこで働くか」が人材獲得競争力に直結するケースも増えています。

→ 採用強化につながるオフィス移転戦略について見る

道玄坂の街並み再生方針との連動

道玄坂二丁目の将来像のイメージ出典:渋谷区「道玄坂二丁目地区まちづくりニュース」 (2024年3月)より

渋谷区が策定した「街並み再生方針」では、単なる高層化ではなく路地の界隈性・人間的スケールを都市資産として継承することが重視されています。建物を道路境界線から0.2m後退させるルールや、低層部ににぎわい施設を設けるガイドラインとも整合する本プロジェクトは、"渋谷らしさ"を残しながら都市機能をアップデートする先駆けとして位置づけられています。

付帯施設がもたらす付加価値

TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)

TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)のルーフトッププールイメージルーフトッププールイメージ
TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)のスパイメージスパイメージ

出典:三菱地所ニュースリリース (2024年1月16日)より

テイクアンドギヴ・ニーズが運営するラグジュアリーブティックホテル「TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)」が2027年夏に開業予定です。120〜130室(28〜120㎡)に加え、エリア最大級のルーフトッププール&バー・ルーフトップレストラン・スパ・シアタールームなど豊富なエンターテインメントを備えた、"上質な渋谷のカオス"を堪能できる仕様です。海外来客の受け入れや接待の場として、同一敷地内にこのクラスのホテルが入ることは、テナント企業にとっても実質的なメリットとなりそうです。

広場・緑道・商業施設

道玄坂二丁目地区の沿道広場のイメージ
道玄坂二丁目地区の緑化イメージ

出典:渋谷区都市整備部  道玄坂二丁目地区都市計画原案意見交換会(2020年10月)より

渋谷マークシティとの接続部には約850㎡の広場と約50mの緑道を整備。ランチタイムのリフレッシュや来客との待ち合わせ、仕事の合間の気分転換に活用できる都市の余白が生まれます。低層部(1〜3階)の商業施設は道玄坂沿道の賑わい形成にも寄与し、ワーカーの日常利便性を高めます。

万が一に備えるBCP性能

帰宅困難者受け入れ施設の整備

防災機能の強化として、帰宅困難者のための一時滞在施設の整備を予定しています。また、共有部・専有部に72時間供給可能な非常用発電設備を設置予定であり、建物単体のBCP性能も高水準です。渋谷という国内有数の人流集積地において、大規模災害時に周辺の帰宅困難者を受け入れる機能を持つことは、エリアとしての安心感につながるのではないでしょうか。本社機能を集約する企業にとって、建物の耐震性能に加えてこうした地域防災への貢献も、移転先選定の判断材料の一つになります。

周辺環境・将来性

道玄坂エリアは渋谷駅を中心とした再開発の「次の波」が届く地区です。渋谷ヒカリエ渋谷スクランブルスクエア渋谷アクシュが東口・南口エリアの開発を牽引してきた一方、道玄坂方面は相対的に開発が遅れていた地区でもあります。本プロジェクトの竣工により、西側エリアの都市価値が引き上げられ、渋谷全体の回遊性がさらに高まることが見込まれます。

渋谷区の「街並み再生方針」に基づき、道玄坂沿道では今後も段階的な都市更新が続く予定です。界隈性を残しながら高機能化が進む道玄坂エリアは、中長期的にエリア価値が上昇するエリアとして注目されています。

渋谷エリア全体の再開発動向と賃貸オフィスをあわせて把握したい方はこちら。Shibuya REGENERATION Projectなど、渋谷東口エリアの再開発情報もまとめています。

→ 渋谷エリアの再開発・オフィス特集を見る

オフィスマーケットへの影響

渋谷エリアでは渋谷サクラステージ渋谷アクシュ・Shibuya REGENERATION Projectなど大規模オフィス供給が連続しています。ただし、そのほとんどは渋谷駅東口・南口エリアに集中しており、道玄坂方面への大規模フロア供給は相対的に限られてきました。渋谷エリアでは1フロア1,500㎡超の新築オフィスは希少性が高く、本プロジェクトは既存の小〜中規模ビルからの移転需要を取り込む存在として注目されます。

2027年11月の竣工を見据えると、移転スケジュール上すでに検討フェーズに入るタイミングです。条件交渉や区画確保を見据えた早期の情報収集が重要になります。

大規模再開発が続く渋谷エリアでは、「空いているから移転する」のではなく、採用・出社率・企業ブランド・固定費最適化まで含めた中長期視点での判断が重要になっています。

→ オフィス移転を“経営戦略”として考えるポイントを見る

どのような企業に適しているか

渋谷・道玄坂エリアでの拠点統合・本社移転を検討している企業
IT・クリエイティブ・エンタメ・グローバル企業など渋谷カルチャーとの親和性が高い企業
採用ブランディングと出社体験を経営課題とする企業
渋谷エリアで希少な基準階約478坪(1,580㎡)の大規模フロアを求める企業
海外来客・接待環境(ラグジュアリーホテル隣接)を重視する企業

比較検討したい「渋谷・新宿・品川」エリア情報

道玄坂二丁目南地区再開発を軸に、貴社のニーズに合わせた周辺エリアの選択肢も豊富です。

エリア 特徴・メリット おすすめの企業タイプ
渋谷・道玄坂 IT・グローバル企業が集積。路地文化と大規模フロアが共存。若手・外国人採用に強い 採用ブランディング・カルチャー発信を重視する企業
新宿・西新宿 5駅12路線。首都圏全方面への通勤利便性が最高水準。大規模フロア供給が続く 多方面から通勤者が集まる本社・拠点統合
品川・港南 新幹線・羽田アクセス。再開発による新拠点が誕生しつつある 全国拠点・国際展開を統括する本社機能

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建築状況

(建築中の写真・進捗情報を随時掲載予定)

まとめ

道玄坂二丁目南地区再開発は、渋谷駅直結・基準階約478坪(1,580㎡)・ラグジュアリーホテル隣接・72時間非常用発電対応という要素を備えた、渋谷エリアでは稀有な大規模複合オフィスです。路地の界隈性を継承しながら都市機能をアップデートする本プロジェクトは、"渋谷らしさ"を企業ブランドに取り込みたい企業にとって、他のエリアでは得られない独自の価値を提供します。

2027年11月の竣工は、移転スケジュール上すでに検討フェーズに入るタイミングです。条件交渉や区画確保を見据えると、早期からの情報収集と比較検討が重要になります。

参考・出典
・渋谷区「道玄坂二丁目地区まちづくり」 (2026年1月26日
・渋谷区「道玄坂二丁目地区まちづくり資料」 (PDF
・渋谷区「道玄坂二丁目地区まちづくり」 (2026年1月26日 PDF
・渋谷区「道玄坂二丁目地区まちづくり資料」 (PDF
・東京都都市整備局「道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業」 (2024年10月31日更新
・三菱地所ニュースリリース「『道玄坂二丁目南地区第一種市街地再開発事業』新築着工」 (2024年1月16日
・三菱地所ニュースリリース「TRUNK(HOTEL) DOGENZAKA(仮称)」 (2022年5月18日
・三菱地所ニュースリリース「権利変換計画認可」 (2022年11月22日
・渋谷再開発関連資料 (PDF

Members編集メンバー
熊谷 敏幸
熊谷 敏幸次長 / 賃貸オフィス スペシャリスト
宅地建物取引士賃貸不動産経営管理士ファイナンシャルプランナー

賃貸オフィス仲介歴19年。中央区・港区・千代田区・新宿区・渋谷区・江東区など都心エリアを中心に、これまで1,000件以上の賃貸オフィス契約をサポートし幅広い業種のオフィス移転を支援。宅建士・賃貸管理士・FPの資格を活かし、仲介から資金計画まで一貫したサポートが強み。オフィサイトでは都心エリアの市場動向・物件選びに関する記事の執筆・監修を担当。

都心エリア専門賃貸オフィス市場資金計画



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