公開日: 2026年04月17日

最終更新日: 2026年05月21日

Torch Tower|東京駅前・日本一の超高層オフィスの特徴と価値【2028年竣工予定】

Torch TowerTorch Tower外観イメージ 
出典:三菱地所設計(公式サイト

2028年の竣工を目指す「Torch Tower(トーチタワー)」は、高さ約385mで日本一となる超高層複合ビルです。東京駅日本橋口前という国内最高水準の立地に、大規模オフィスフロアと世界トップクラスのホテルが一体化します。本社機能の集約や企業ブランディングを検討する企業にとって、早期から動向を把握しておく価値があるプロジェクトです。

Torch Towerとは?東京駅前・常盤橋エリアの大規模複合再開発

TOKYO TORCHプロジェクトについて

Torch Towerは、三菱地所と東京センチュリーによる共同プロジェクトです。東京駅日本橋口前の常盤橋街区再開発「TOKYO TORCH」の中核として、2023年9月27日に着工しました。同エリアにはすでに常盤橋タワー(高さ約212m)が開業しており、Torch Towerの竣工によって街区全体が完成します。

TOKYO TORCH 配置図出典:TOKYO TORCH(公式サイト:TOKYO TORCHと周辺エリア

Torch Tower 物件概要

項目 詳細
名称 Torch Tower(トーチタワー)
所在地 東京都千代田区大手町2丁目・中央区八重洲1丁目
竣工予定 2028年6月末予定
規模 地上62階・地下4階
建物高さ 約385m(日本一)
延床面積 約55万3000㎡
用途 オフィス、商業、ホテル、レジデンス、展望施設
施工 清水建設
開発 三菱地所・東京センチュリー
構造
S造 一部SRC造
取得済み認証
LEED BD+C CS Core & Shell予備認証、WELL Building Standard(WELL認証)予備認証(ZEB Oriented取得予定)

東京駅直結という絶対的な立地優位性

駅からのアクセス

Torch Towerは東京駅日本橋口の目の前に位置し、新幹線・在来線・地下鉄が集積する国内最高水準のアクセス環境を持ちます。大手町駅との地下接続により、丸の内・大手町エリアとも一体的に利用できます。

  1. JR各線「東京」駅 徒歩1分(日本橋口)
  2. 東京メトロ各線「大手町」駅 地下接続
  3. 東京メトロ銀座線・東西線「日本橋」駅 徒歩圏内

羽田・成田へのアクセス

東京駅直結の立地から、羽田空港・成田空港への高速バスや電車アクセスも良好です。海外出張が多い企業や、インバウンド対応が求められる業種にとっても理想的な拠点となります。

フロア構成|「働く・泊まる・住む・集う」が融合する立体都市

Torch Towerは単一用途ではなく、複合機能によって価値を最大化する設計です。

Torch Tower 用途構成図出典:三菱地所(ニュースリリースPDF 2023年9月27日

フロア 用途・概要
61F〜屋上
展望施設。約390mからの眺望は、観光・来客対応の両面で機能します。
59〜60F
賃貸レジデンス(約50室)。ホテルサービスと連携した高層住宅フロアです。
53〜58F ドーチェスター・コレクション(110室)。世界6都市に展開するウルトララグジュアリーホテルのアジア初進出です。
7〜52F
オフィスフロア。ダイヤグリッド構造による無柱空間で、大規模ワンプレート利用が可能です。
B1〜6F
店舗・エンタメホール(約2,000席)。来街者の回遊性と商業集客を担うゾーンです。

次世代ワークプレイスを支えるオフィス性能

無柱空間による高いレイアウト自由度

Torch Towerは、建物外周を覆う外殻制振構造を採用し、その主要構成要素として低層部に「ダイヤグリッド架構」を導入しています。斜め鉄骨柱と梁によって構成される三角形フレームが建物全体を支え、地震時の揺れを効果的に抑制します。構造体を外周部に集約することで、オフィス内部の柱を最小限に抑えた大空間を実現。これにより、大規模なワンプレート利用やABW(Activity Based Working)への対応など、次世代型オフィスに求められるフレキシブルなゾーニングが実現します。

部門横断レイアウトやフリーアドレスへの移行を検討している企業にとって、設計面での制約が少ないことは大きなメリットです。特に1フロア数千㎡規模の大空間を活用する企業にとっては、拠点統合や組織再編にも対応しやすい柔軟性を備えています。

参考:
三菱地所設計・清水建設リリース(構造・施工情報)
日経クロステック(技術解説)

「街全体で働く」ワークプレイス設計

三菱地所が掲げる「街丸ごとワークプレイス構想」により、ビル単体ではなくエリア全体で機能を共有する設計になっています。約7,000㎡の広場と約2kmの歩行者ネットワーク、ラウンジやホールの外部利用を組み合わせることで、専有部に依存しない分散型のワークスタイルを後押しします。

TOKYO TORCH パーク出典:三菱地所(ニュースリリースPDF 2023年9月27日

東京駅前という圧倒的なブランディング効果

東京駅日本橋口の目の前という立地は、本社機能やグローバル拠点として採用競争力の強化や来客対応の効率化につながります。全国主要都市へのダイレクトアクセスを背景に、対外的な企業ブランドの向上にも寄与します。

ホテル・展望・広場がもたらす付加価値

ドーチェスター・コレクション ロビーイメージドーチェスター・コレクション ロビーイメージ(計画段階)
出典:三菱地所(ニュースリリースPDF 2022年11月8日
※掲載のパースは計画段階のイメージパースのため、実際とは異なる可能性があります。

ドーチェスター・コレクション(アジア初進出)

高層階に入るドーチェスター・コレクションは、ロンドン・パリ・ローマなど世界5都市に展開するウルトララグジュアリーホテルブランドで、東京がアジア初進出の地となります。53〜58階に110室を予定し、ロビーラウンジ・レストラン・スパ・プールなどの施設が整います。世界トップクラスのホテルがオフィスフロアの上層に同居することで、海外来客の受け入れや接待・企業ブランディングの面で実質的なメリットが生まれます。

展望施設

61階から屋上にかけて整備される展望施設は、約390mの高さから東京の全景を一望できます。観光資源としての機能に加え、来客対応やビジネスシーンでの活用も期待されます。

約7,000㎡の広場・歩行者ネットワーク

低層部には大規模な滞留空間と約2kmの歩行者ネットワークを整備。来街者・ワーカー双方の利便性を高め、常盤橋エリア全体の回遊性を支えます。

万が一に備えるBCP性能

オフィスを選ぶ時、立地やスペックも大切ですが、何より「安心して働ける環境かどうか」は譲れないポイントです。特に東京では地震への備えは必須です。

制震構造・耐震性能

外郭制振構造(ダイヤグリッド)の採用により、オフィス内部の柱を最小化しながら高い耐震性能を確保しています。大地震発生時にも建物の揺れを抑える設計です。

環境・健康認証

LEED BD+C CS Core & Shell予備認証、WELL Building Standard(WELL認証)予備認証を取得済みです。また、ZEB Orientedの取得も予定しており、環境性能と働く人の健康・快適性の両面において高い水準を目指しています。

周辺環境|常盤橋エリアの再構築と将来性

Torch Towerが位置する常盤橋は、江戸城の表玄関にあたる歴史的エリアです。現在、約7,000㎡の広場整備や歩行者ネットワークの拡充が進んでいます。さらに、首都高の日本橋区間地下化が実現すれば、景観と回遊性は一層向上し、丸の内と並ぶ新たな都市軸としての評価が高まる見込みです。

こうした変化は、単なるオフィス移転にとどまらず、企業のブランド価値や採用力、来客対応力といった経営面にも影響を与える要素となります。

この開発の方向性は、TOKYO TORCHが掲げる街づくりのコンセプトにも表れています。世界・人生・共創を軸に、ビジネスと都市機能を融合させる構想のもと、働く・訪れる・滞在する価値が一体となった都市環境の形成が進められています。

TOKYO TORCH 出典:TOKYO TORCH(公式サイト:TOKYO TORCHの3つのMission

単なる再開発ではなく、都市のあり方そのものを再定義するプロジェクトとして位置付けられています。

歴史と水景が共存する常盤橋エリアの魅力

常盤橋タワー敷地内の水景空間。(2026年5月撮影)常盤橋タワー敷地内の水景空間。都心部においても滞留性と潤いを感じられる街区設計が進められています。(2026年5月撮影)
渋沢栄一像。渋沢栄一像。日本の近代経済を支えた人物ゆかりの地として、常盤橋エリアの歴史性を象徴しています。(2026年5月撮影)

常盤橋エリアは、日本経済の近代化を支えた渋沢栄一ゆかりの地としても知られています。再開発によって超高層ビル群が形成される一方で、水景や緑地を活かした空間整備も進められており、都市機能と歴史・景観が共存する街へと変化しています。

オフィスマーケットへの影響

Torch Towerの供給は、丸の内・大手町エリアにおけるハイグレードオフィスの選択肢を広げます。老朽ビルからの移転需要や、分散拠点を統合する大企業のニーズを取り込む可能性があります。トップグレード帯の賃料水準への影響については、竣工に向けた市場の動向を引き続き注視する必要があります。

どのような企業に適しているか

本社機能を一拠点に集約したい大企業
グローバル展開を行う企業(海外来客の受け入れ環境として)
採用ブランディングの強化を重視する企業
来客対応・ショールーム機能を本社に組み込みたい企業
東京駅アクセスを軸に全国拠点を統括したい企業

比較検討したい「東京駅・大手町・丸の内」エリア情報

Torch Towerを軸に、貴社のニーズに合わせた周辺エリアの選択肢も豊富です。このエリアは再開発により、多様な選択肢が生まれています。

エリア 特徴・メリット おすすめの企業タイプ
東京駅前(日本橋口) 新幹線・全国アクセスの拠点。再開発による最新ビルが密集 全国拠点を統括する本社機能・グローバル企業
大手町 金融・商社・コンサルが集積。地下鉄5路線が交差 対面での信頼構築を重視する業種
丸の内 三菱地所が整備した高品質な都市空間。ブランド力が高い 採用ブランディング・企業イメージを重視する企業

「どのエリアが自社に最適か、プロの意見を聞きたい」

東京駅エリアのオフィス情報はこちらから確認できます。対面やお電話にてエリアのリアルな情報をお伝えすることも可能です。

→ 東京駅エリアの賃貸オフィス一覧を見る → プロにエリアの相談をする(無料)

建築状況

Torch Tower 建築計画のお知らせ建築計画のお知らせ
(2026年5月撮影)

Torch Tower 建築状況 (2026年5月撮影)既に開業している常盤橋タワーから見上げるTorch Tower
(2026年5月撮影)

常盤橋公園の拡張のための解体工事(2026年5月撮影)
常盤橋公園の拡張解体工事(2026年5月撮影)
Torch Tower再開発に伴い、常盤橋公園の拡張のためTokiwaブリッジを解体中でした。
解体は2026年6月末まで続きます。
(2026年5月撮影)

Torch Towerが変える、東京駅前のオフィス戦略

Torch Towerは、高さ・立地・複合機能の3点において現時点で日本最高水準を目指すオフィスビルです。2028年の竣工に向けて、東京駅前のオフィス市場は大きな転換点を迎えます。

本社機能の集約やグローバル拠点の整備を検討している企業にとっては、早期から動向を把握しておく価値があります。エリア全体の開発状況とあわせて、継続的に情報収集されることをお勧めします。


Members編集メンバー
熊谷 敏幸
熊谷 敏幸次長 / 賃貸オフィス スペシャリスト
宅地建物取引士賃貸不動産経営管理士ファイナンシャルプランナー

賃貸オフィス仲介歴19年。中央区・港区・千代田区・新宿区・渋谷区・江東区など都心エリアを中心に、これまで1,000件以上の賃貸オフィス契約をサポートし幅広い業種のオフィス移転を支援。宅建士・賃貸管理士・FPの資格を活かし、仲介から資金計画まで一貫したサポートが強み。オフィサイトでは都心エリアの市場動向・物件選びに関する記事の執筆・監修を担当。

都心エリア専門賃貸オフィス市場資金計画

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※ 竣工予定・フロア構成・スペックは三菱地所公開情報および各報道をもとに記載しています。今後の計画変更により内容が変わる場合があります。

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