公開日: 2026年05月08日

最終更新日: 2026年05月11日

大手町ゲートビルディング|大手町と神田をつなぐ新たな都市の門【2026年7月竣工予定】

大手町ゲートビルディング完成イメージ出典:大手町ゲートビルディング完成イメージ(三菱地所設計より

「大手町エリアのオフィスは賃料が高すぎる」「神田エリアはビジネス拠点として格が物足りない」——こうした二択に悩む企業にとって、2026年7月竣工予定の「大手町ゲートビルディング」は、その両立を可能にする稀有な選択肢です。

本プロジェクトは、日本橋川を挟んで隣接しながら異なる個性を育んできた大手町と神田の結節点に、三菱地所が手掛ける地上26階・高さ約130mのオフィス複合ビルです。人道橋「仲通り散歩橋」の架橋により、有楽町・丸の内・大手町を南北に貫く「仲通り」機能が神田エリアまで延伸されます。単なるオフィスビルの供給ではなく、大手町のブランドと神田の利便性・文化を同時に手に入れられる「都市の門」として設計されています。

プロジェクト概要

大手町ゲートビルディング 狭域図出典:内神田一丁目計画 狭域図(三菱地所ニュースリリース資料 2021年4月15日 PDFより

プロジェクトについて

三菱地所の「丸の内NEXTステージ」まちづくりプロジェクトの一環として推進される本計画は、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)エリアの賑わいを周辺エリアへ広げ、神田エリアの価値向上を目指します。2022年7月に着工し、設計・監理は三菱地所設計、施工は大成建設が担当。国土交通大臣による優良民間都市再生事業計画の認定を取得しています。三菱地所設計が本社として入居を予定しており、「めぐるめくコミュニティ」(農と食の産業支援施設)は2026年9月の開業を目指しています。

【参考資料】
・東京都都市整備局「内神田一丁目北特定街区 都市計画概要
・国土交通省「優良民間都市再生事業計画認定について

物件概要

項目 詳細
名称 大手町ゲートビルディング(仮称:内神田一丁目計画)
所在地 東京都千代田区内神田一丁目1番16号
規模 地上26階・地下3階・塔屋2階
建物高さ 約128m
延床面積 約85,267㎡(約25,793坪)
敷地面積 約5,106㎡(約1,543坪)
構造 地上:鉄骨造/地下:鉄骨鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造・鉄筋コンクリート造(制震構造)
主要用途 事務所、店舗、ビジネス・産業支援施設、駐車場等
設計・監理 三菱地所設計
施工 大成建設
着工 2022年7月1日
竣工予定 2026年7月末

交通アクセス

駅からのアクセス

2駅9路線が利用可能な立地で、大手町・神田・東京駅エリアを同時に使いこなせます。大手町駅5路線・神田駅4路線に加え、JR東京駅も徒歩圏内であり、全国拠点との連携や新幹線利用にも対応します。

  1. 東京メトロ・都営三田線「大手町」駅 徒歩3分(丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線・都営三田線)
  2. JR各線・東京メトロ銀座線「神田」駅 徒歩6分(山手線・京浜東北線・中央線・銀座線)
  3. JR「東京」駅 徒歩圏内(新幹線・在来線各線)

人道橋「仲通り散歩橋」と歩行者ネットワーク


大手町ゲートビルディング 仲通り散歩橋・交流広場完成イメージ出典:仲通り散歩橋・交流広場完成イメージ(三菱地所 特設サイトより

日本橋川に新設される人道橋「仲通り散歩橋」により、大手町川端緑道と本ビルの交流広場(約1,000㎡)が接続されます。有楽町・丸の内・大手町を南北に貫く「仲通り」機能が神田エリアへと延伸され、大手町の超高層ビル群と神田エリアがシームレスにつながる動線が生まれます。

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フロア構成

大手町ゲートビルディング ビルブラン出典:ビルブラン(三菱地所 特設サイトより

フロア 用途・概要
21〜25階 オフィスフロア(高層バンク)。基準階約2,074㎡(約627坪)。25階のみ天井高3,200mm。
17〜20階 オフィスフロア(中層バンク)。基準階約2,066㎡(約625坪)。一部フロアはセットアップオフィス対応。
12〜16階 オフィスフロア(低層バンク)。基準階約2,058㎡(約622坪)。全フロア天井高2,900mm・全面OAフロア。
5〜11階 オフィスフロア(低層バンク)。
3階 オフィスロビー(3層吹き抜け・国産木材仕上げ)・店舗。
2〜4階 農と食のビジネス・産業支援施設「めぐるめくコミュニティ」(2026年9月開業予定)。
1階 オフィスエントランス・店舗・観光案内所。
地下1〜3階 駐車場(約150台)・DHC施設。

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お電話でのご相談

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次世代ワークプレイスを支えるオフィス性能

620〜630坪の無柱大空間

大手町ゲートビルディング フロア大手町ゲートビルディング フロアイメージ出典:フロアイメージ(三菱地所 特設サイトより

オフィスフロアは5〜25階に整備され、基準階面積は620〜630坪(約2,058〜2,074㎡)。約92.6m×約22.3mの無柱空間で、4方向への視界が開けた開放的なプレートです。オフィスフロアは北側を貸室・南側をコアとする設計で、採光と整形な平面形状を両立しています。天井高は2,900mm(最上25階のみ3,200mm)、全面OAフロア100mmを確保しており、多様なレイアウトに対応できます。

300名以上の本社移転や統合移転を想定している場合は、物件比較と並行して移転スケジュールや体制設計の整理も重要です。

→ 大規模本社移転の進め方ガイドを見る

国産木材を活用した温かみのあるエントランス

大手町ゲートビルディング エントランスイメージ出典:大手町ゲートビルディング エントランスイメージ(三菱地所設計より

3層吹き抜けのオフィスエントランスホールには天然の国産木材を多く採用。かつて江戸城築城の木材・石材の荷揚げ場「鎌倉河岸」であったこの地の歴史的記憶を、現代的な空間設計で継承しています。特に新木質建材「MIデッキ」の採用は、環境配慮と空間デザインの両面で注目される要素です。無機質になりがちなオフィスエントランスに自然素材の温もりをもたらし、来客・採用の場面でも好印象を与えます。

エレベーター21基による効率的な縦動線

低層バンク6基・中層バンク4基・高層バンク6基・VIP用1基・産業支援施設用2基・非常用兼人荷用2基の計21基を導入。大人数が働く環境でもエレベーター待ちのストレスを軽減し、フロア間の移動効率を高めます。

付帯施設がもたらす付加価値

農と食の産業支援施設「めぐるめくコミュニティ」

大手町ゲートビルディング 食と農に関するコンソーシアム概念図出典:食と農に関するコンソーシアム概念図(三菱地所ニュースリリース資料 2026年2月16日より

2〜4階には、農・水産・畜産業や食産業を担う次世代の地域生産者・加工者と都市の企業・クリエイターをつなぐ会員制コミュニティ「めぐるめくコミュニティ」が2026年9月に開業予定です。かつてこの地の周辺に青物市場が存在し、食材流通の拠点として発展してきた歴史的文脈を継承しながら、地方産業と都市企業の共創拠点として機能します。食を軸にした交流・ディスカッション・プロジェクト創出の場として、大手町ワーカーの新たな交流資産となります。

「めぐるめくコミュニティ」の活動概要やコンセプトについては、公式サイトもご覧ください。
めぐるめくコミュニティ公式サイトを見る

交流広場・防災船着場・観光案内所

大手町ゲートビルディング 災害ダッシュボード・広域防災連携イメージ出典:災害ダッシュボード・広域防災連携イメージ(三菱地所ニュースリリース資料 2026年2月10日より

ビル足元には約1,000㎡の交流広場が整備され、日本橋川沿いには防災船着場を設置。観光案内所と連携した舟運サービスの展開も予定されており、平時は水辺の賑わいを、災害時には物資輸送・負傷者搬送の拠点として機能します。

万が一に備えるBCP性能

大手町ゲートビルディング BCP対策出典:BCP対策(三菱地所 特設サイトより

72時間非常用電源とDHC延伸

非常用発電機により、災害時でも72時間の電力供給を維持できる計画です。また、日本橋川の川底をシールドマシンで掘削した洞道(トンネル)を整備し、大手町側の地域冷暖房(DHC)施設を神田エリアへ延伸しています。建物単体のBCPにとどまらず、周辺エリアのレジリエンス向上にも貢献する都市インフラ型の対応です。

災害時の電力供給やインフラ確保は、オフィス選定における重要な判断基準です。BCP対策の実務ポイントについてはこちらも参考にしてください。

→ 賃貸オフィスの防災対策|備蓄・避難訓練・BCPの実務ポイント

環境認証(ZEB Ready・CASBEEウェルネスオフィスSランク)

三菱地所の高層テナントビルとして初となるZEB Ready認証を取得(事務所部分)。一次エネルギー消費量を50%以上削減する水準を達成しています。さらにCASBEEウェルネスオフィスSランクも取得しており、環境負荷の低減だけでなく働く人の健康性・快適性にも配慮された設計です。ESG・RE100対応を経営課題とする上場企業・外資系企業の意思決定基準に合致します。

近年は、ZEB・CASBEEなどの環境性能だけでなく、働く人の快適性やコミュニケーション設計を重視した「ウェルビーイングオフィス」への注目も高まっています。ABWや次世代ワークプレイスの考え方についてはこちらも参考にしてください。

→ ABW・ウェルビーイングオフィスの記事を見る

周辺環境・将来性

本プロジェクトが位置する内神田エリアは、大手町の超高層ビル群と神田の歴史的街並みが隣接する、東京でも稀有な「境界地」です。人道橋「仲通り散歩橋」の開通により、大手町の機能と神田の多様な文化・飲食・街並みが徒歩でシームレスにつながります。

近年は日本橋エリアを中心に日本橋川沿いの水辺空間再生が進んでおり、大手町ゲートビルディングの防災船着場もその流れを加速させます。大手町・神田・東京駅の3エリアを一体的に使えるビジネス拠点としての価値は、周辺再開発の進展とともに中長期的に上昇が見込まれます。

オフィスマーケットへの影響

大手町エリアでは大規模高機能オフィスの供給が続いており、本プロジェクトは「大手町グレード・神田価格帯」という新たなポジショニングをエリアに生み出す可能性があります。神田エリアの既存ビルからの移転需要を取り込みながら、大手町のブランド力を享受できる立地として、中規模〜大規模テナントの注目を集めています。

大手町・東京駅周辺では、2026年前後に大規模オフィス供給や再開発が続いています。Torch Tower・日本橋一丁目中地区・八重洲二丁目中地区など、周辺エリアの再開発動向も含めて比較したい方は、関連ブログ一覧もあわせてご覧ください。

→ 大手町・東京駅周辺の再開発ブログ一覧を見る

どのような企業に適しているか

大手町ブランドを享受しながら、神田の利便性・多様性も活用したい企業
620〜630坪の大規模フロアで本社機能を集約・統合したい企業
ESG・ZEB・CASBEEウェルネス対応を意思決定基準とする上場企業・外資系企業
地方産業との連携・産学共創・オープンイノベーションを経営課題とする企業
東京駅・全国新幹線アクセスを軸に全国拠点を統括したい企業

なお、三菱地所グループの「三菱地所コミュニティ株式会社」も、本ビルへの本社移転を発表しています。グループ内の実務・運営機能を担う企業が入居を決定している点も、本プロジェクトの機能性や将来性を示す要素の一つといえます。
三菱地所コミュニティ株式会社 本社移転リリースを見る

比較検討したい「大手町・神田・東京駅」エリア情報

大手町ゲートビルディングを軸に、貴社のニーズに合わせた周辺エリアの選択肢も豊富です。

エリア 特徴・メリット おすすめの企業タイプ
大手町・神田(本ビル) 大手町ブランド×神田利便性。2駅9路線。大規模無柱フロア。ZEB Ready・CASBEE Sランク 大手町と同等の機能を戦略的コストで確保したい企業
大手町・丸の内 金融・商社・コンサルが集積。日本最高峰のブランド力。高品質な都市空間 採用ブランディング・企業イメージを最優先する企業
日本橋 3路線直結。伝統と信頼の街。川沿い再開発が進行中 金融・コンサル系。対外的な信用を重視する企業

建築状況

(建築中の写真・進捗情報を随時掲載予定)

まとめ

大手町ゲートビルディングは、「大手町ブランド」と「神田の利便性」を同時に享受できる稀有なオフィスビルです。620〜630坪の無柱大空間・ZEB Ready・CASBEEウェルネスオフィスSランク・72時間非常用電源・防災船着場と、オフィス移転の判断に必要な要素が高水準で揃っています。

2026年7月の竣工は、すでに入居検討・条件交渉の最終フェーズに入るタイミングです。大手町・神田・東京駅周辺でオフィス移転を検討している企業は、早期からの情報収集と比較検討を進めることをお勧めします。


Members編集メンバー
熊谷 敏幸
熊谷 敏幸次長 / 賃貸オフィス スペシャリスト
宅地建物取引士賃貸不動産経営管理士ファイナンシャルプランナー

賃貸オフィス仲介歴19年。中央区・港区・千代田区・新宿区・渋谷区・江東区など都心エリアを中心に、これまで1,000件以上の賃貸オフィス契約をサポートし幅広い業種のオフィス移転を支援。宅建士・賃貸管理士・FPの資格を活かし、仲介から資金計画まで一貫したサポートが強み。オフィサイトでは都心エリアの市場動向・物件選びに関する記事の執筆・監修を担当。

都心エリア専門賃貸オフィス市場資金計画

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竣工予定・フロア構成・スペックは三菱地所・三菱地所設計の公開情報および各報道をもとに記載しています。今後の計画変更により内容が変わる場合があります。

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