公開日: 2026年07月15日
最終更新日: 2026年07月16日
日本橋本町三井ビルディング &forest|木造・鉄骨ハイブリッド構造で高さ84m、ライフサイエンスラボも擁する次世代型拠点【2027年1月竣工予定】
出典:三井不動産株式会社 ニュースリリース(2025年4月22日)より
「木造オフィスビルは小規模なものだと思っていた」——そうした先入観を根底から覆すプロジェクトが、日本橋本町に誕生します。
三井不動産グループの木造建築ブランド「&forest」の第1号物件として建設中の「日本橋本町三井ビルディング &forest」は、地上18階・高さ84m・延床面積約28,000㎡という、木造賃貸オフィスとして類を見ない規模のビルです。1,100㎥超の国産木材を構造材から内装材まで活用し、CO2削減・生物多様性・ライフサイエンスラボという現代の企業が求める要素を一棟に集約した、東京の再開発の中でも異色の存在です。
プロジェクト概要
出典:三井不動産株式会社 ニュースリリース(2025年4月22日)より
▸プロジェクトについて
三井不動産グループが展開する木造建築ブランド「&forest」の第1号物件です。設計・施工は竹中工務店が担当し、同社が開発した耐火集成材「燃エンウッド」をはじめとする先進の木造・耐火技術が多数導入されています。三井不動産グループの保有林を含む国産木材を1,100㎥超使用し、「日本橋に森をつくる」というコンセプトのもと、木のやすらぎとぬくもりを五感で感じられるオフィス空間を実現します。
▸物件概要
交通アクセス
▸駅からのアクセス
日本橋本町エリアは複数路線が交差する利便性の高い立地です。東京駅・大手町・日本橋の各駅から徒歩圏内に位置しており、首都圏各方面からの通勤利便性は高水準です。
- 東京メトロ銀座線・半蔵門線「三越前」駅 徒歩圏内
- 東京メトロ東西線「日本橋」駅 徒歩圏内
- JR各線「東京」駅 徒歩圏内
- 東京メトロ丸ノ内線・東西線「大手町」駅 徒歩圏内
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フロア構成
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次世代ワークプレイスを支えるオフィス性能
▸木造・鉄骨ハイブリッド構造による高層化の実現
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出典:三井不動産株式会社 ニュースリリース(2024年1月11日)より
地上18階・高さ84mという規模は、木造賃貸オフィスとして前例のない高さです。三井不動産グループの保有林を含む国産木材を1,100㎥超使用し、竹中工務店の耐火集成材「燃エンウッド」など先進の木造・耐火技術を組み合わせて実現しています。躯体部分の建築時CO2排出量は一般的な鉄骨造と比較して約30%削減できる見込みです。
▸ライフサイエンス向け「三井リンクラボ」
日本橋エリアで三井不動産初となるライフサイエンス分野向け都心型賃貸ラボ&オフィス「三井リンクラボ」が一部フロアに整備されます。研究開発機能とオフィス機能を都心の一拠点で両立したいバイオ・ヘルスケア・創薬関連企業にとって、希少な選択肢となります。日本橋エリアはもともとライフサイエンス企業の集積が進んでいるエリアでもあり、産学連携や企業間連携の観点からも立地の優位性があります。
▸「行きたくなるオフィス」を実現する木の空間
出典:三井不動産株式会社 ニュースリリース(2024年1月11日)より
木造オフィスというだけではありません。来訪者が一歩入った瞬間に感じる木の香りや質感は、企業イメージや採用ブランディングにもつながる空間です。無機質な鉄とガラスのオフィスでは生まれない、「このビルに入居している会社だから話を聞いてみたい」という印象を、来訪者や求職者に与える可能性があります。ハイブリッドワーク時代に「なぜ出社するのか」という問いへの答えになりうる環境ですね。
付帯施設がもたらす付加価値
▸約480㎡の緑地と生物多様性への配慮
東側公開空地 完成予想パース |
北側低層部外観 完成予想パース |
出典:三井不動産株式会社 ニュースリリース(2024年1月11日)より
敷地内に整備される約480㎡の緑地は、蝶などが生息しやすい生物多様性に配慮した設計です。都市の中に「森」を持ち込むコンセプトは、WELL認証やTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)への対応を経営課題とする企業にとって、単なる景観以上の意味を持つかもしれません。
▸次世代テクノロジーの実装と循環型建設への取り組み
屋上には環境負荷の少ないオーガニック水耕栽培システム、消費電力を抑える室外機芋緑化システム、次世代太陽電池「フィルム型ペロブスカイト太陽電池」の実証実験スペースを整備。共用部には大気中のCO2を吸収する「CO2を食べる自動販売機」が設置されます。建設廃材のアップサイクルにも取り組んでおり、サーキュラーエコノミーへの関与を対外的に示したい企業にとって相性の良い物件です。
万が一に備えるBCP性能と環境認証
▸環境性能と脱炭素対応
木造化による建築時CO2排出量の約30%削減に加え、フィルム型ペロブスカイト太陽電池・オーガニック水耕栽培・CO2吸収自動販売機など、運用段階でも積極的に環境負荷を下げる仕組みが組み込まれています。RE100やSBTなど脱炭素への取り組みを進める企業にとって、オフィスそのものがサステナビリティ発信の場になりえます。ZEB Ready認証・DBJ Green Building認証・CASBEE-建築(新築)Sランク・いきもの共生事業所認証(ABINC認証)の取得を目指しています。
周辺環境・将来性
日本橋本町エリアは、日本橋川沿いの再開発が進む日本橋エリアの中でも、ライフサイエンス・バイオ・医薬品関連企業の集積が進むゾーンです。三井不動産が「三井リンクラボ」を日本橋に展開することで、エリア全体のライフサイエンス拠点としての存在感がさらに高まります。
出典:三井不動産株式会社 ニュースリリース(2024年1月11日)より
また、首都高の地下化(2040年度高架撤去予定)により、日本橋川沿いの水辺空間が再生される中長期的な視点でも、このエリアの都市価値は上昇が見込まれます。木造・環境・ライフサイエンスという三つの軸を持つ今回の物件は、竣工後もエリアのシンボルとして機能し続けるでしょう。
オフィスマーケットへの影響
日本橋エリアでは日本橋一丁目中地区・八重洲一丁目北地区など大規模オフィス供給が続いていますが、本物件は規模・コンセプトの両面でそれらとは異なるポジションを持ちます。「ESG・脱炭素・ウェルビーイング・ライフサイエンス」という現代の企業ニーズに特化した設計は、テナント候補の選定基準そのものを変える可能性があります。坪単価での比較より先に「この物件でなければならない理由」が生まれやすい、数少ないオフィスといえるかもしれません。
日本橋エリアで進む他の再開発動向もあわせて把握したい方はこちら。八重洲・大手町・日本橋エリアのオフィス選択肢をまとめています。
→ 東京駅・日本橋エリアの再開発オフィス特集を見るどのような企業に適しているか
✓ESG・脱炭素・生物多様性保全への対応を経営課題とする上場企業・外資系企業
✓ライフサイエンス・バイオ・ヘルスケア・創薬関連企業(三井リンクラボとの親和性)
✓ウェルビーイング経営・出社体験の向上を重視する企業
✓木造・自然素材を企業ブランドや採用訴求に活かしたい企業
✓日本橋エリアの信用・将来性と環境性能を両立させたい企業
比較検討したい「日本橋・大手町・八重洲」エリア情報
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建築状況
まとめ
日本橋本町三井ビルディング &forestは、木造・鉄骨ハイブリッドで高さ84mを実現した、他に類を見ない賃貸オフィスビルです。脱炭素・ウェルビーイング・ライフサイエンスという現代企業の経営課題に真正面から応えた設計は、坪単価や立地だけでは語れない、オフィス選定の新しい基準を提示しています。
2027年1月の竣工に向けて、移転スケジュール上すでに検討・条件交渉フェーズに入るタイミングです。日本橋エリアへの移転を検討している企業は、早期からの情報収集と比較検討をお勧めします。
参考・出典
・三井不動産株式会社「日本橋本町三井ビルディング &forest 着工」(2024年1月)
・三井不動産株式会社「木造建築ブランド『&forest』の情報発信を開始」(2025年4月)
・株式会社竹中工務店「建設廃棄物のアップサイクル」に着手―サーキュラーエコノミーの実現を加速―(2024年7月)
賃貸オフィス仲介歴19年。中央区・港区・千代田区・新宿区・渋谷区・江東区など都心エリアを中心に、これまで1,000件以上の賃貸オフィス契約をサポートし幅広い業種のオフィス移転を支援。宅建士・賃貸管理士・FPの資格を活かし、仲介から資金計画まで一貫したサポートが強み。オフィサイトでは都心エリアの市場動向・物件選びに関する記事の執筆・監修を担当。
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※ 竣工予定・フロア構成・スペックは三井不動産の公開情報および各報道をもとに記載しています。今後の計画変更により内容が変わる場合があります。








