公開日: 2026年04月23日

最終更新日: 2026年04月23日

BLUE FRONT SHIBAURA|浜松町・芝浦の大規模複合開発、TOWER SとTOWER Nが変えるベイエリアのオフィス戦略【TOWER N 2030年度竣工予定】

BLUE FRONT SHIBAURA イメージ出典:野村不動産 (公式サイト 芝浦プロジェクト)

「本社移転は、企業の未来を左右する意思決定です。」

浜松町・芝浦エリアの賃貸オフィスとして注目されるBLUE FRONT SHIBAURA。「浜松町エリアのオフィスは、大手町・丸の内と比べて格が落ちるのではないか」「ベイエリアへの移転は採用力に影響しないか」——こうした懸念を抱えながらも、東京駅前エリアの賃料上昇と供給不足を前に、新たな選択肢を模索している企業にとって、本プロジェクトは一つの明確な解答となりえます。

野村不動産とJR東日本が共同で推進する本プロジェクトは、浜松町ビルディング(旧東芝本社ビル)の建替事業として、高さ約230mのツインタワーを段階的に整備する国家戦略特別区域の特定事業です。TOWER Sは2025年2月に竣工し、同年9月に全面開業済み。TOWER Nは2030年度の竣工を予定しており、オフィス移転を検討する企業にとって、今まさに情報収集と比較検討が必要なタイミングです。

BLUE FRONT SHIBAURAとは?プロジェクト概要

プロジェクトについて

本プロジェクトは、野村不動産とJR東日本が共同推進する浜松町ビルディング建替事業です。区域面積約4.7ha、延床面積約55万㎡という大規模開発であり、オフィス・ホテル・商業・住宅が一体化したミクストユース型の都市開発です。設計には故・槇文彦氏が起用され、ベイエリアと東京都心部の「結節点」として構想されています。

TOWER S 物件概要(竣工済み)

項目 詳細
名称 BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S
所在地 東京都港区芝浦1-1-1
規模 地上43階・地下3階
建物高さ 約228.88m
オフィス基準階面積 約5,156㎡(約1,559坪)
竣工 2025年2月28日(全面開業:2025年9月1日)
開発 野村不動産・JR東日本(設計:槇総合計画事務所・日建設計、施工:清水建設)

TOWER N 物件概要(竣工予定)

項目 詳細
名称 BLUE FRONT SHIBAURA TOWER N
規模 地上45階・地下3階
建物高さ 約227.28m
用途 オフィス、商業施設、賃貸住宅(約144戸)
解体工事 2025年10月〜2028年4月(浜松町ビルディング解体)
竣工予定 2030年度

交通アクセス


駅からのアクセス

JR・東京モノレール「浜松町」駅から直結し、雨に濡れることなくペデストリアンデッキ出口から約3分半でアクセス可能です。2025年3月に開通した「GREEN WALK」(浜松町駅南口から芝浦エリアをつなぐ緑のアプローチ、約200本の植樹)により、駅からの動線が大幅に改善されました。

  1. JR・東京モノレール「浜松町」駅 直結
  2. 都営地下鉄大江戸線・浅草線「大門」駅 徒歩圏内
  3. ゆりかもめ「日の出」駅 徒歩圏内

3駅6路線が利用可能な立地であり、都心主要エリアからの通勤利便性は高水準です。

羽田空港へのアクセスと舟運

東京モノレール「浜松町」駅から羽田空港まで直通でアクセス可能。国際線利用が多い企業にとって、都心オフィスの中でも屈指の空港アクセス環境です。さらに、芝浦運河沿いに整備された船着場「BLUE FRONT SHIBAURA PIER」を起点に、晴海・日の出エリアを結ぶ舟運サービス「BLUE FERRY」が運航しており、水上移動という新たな通勤・来客動線も整備されています。

フロア構成|TOWER S・TOWER Nの都市機能

BLUE FRONT SHIBAURA 用途構成出典:野村不動産 (ニュースリリース 2025年9月1日 PDF)

TOWER S(竣工済み)

フロア 用途・概要
35〜43階 ホテル「フェアモント東京」(日本初上陸)。217室、インフィニティプール、宴会場、チャペルを備えるラグジュアリーホテル。
28階 スカイラウンジ。海を一望できるオフィスワーカー向けの共用テラス。
7〜33階 オフィスフロア。1フロア約1,500坪(約5,156㎡)の無柱大空間。18m柱スパン設計。
8階 クリニック等。テナント向け医療サポート施設。
7階 カフェテリア・貸会議室。ワーカー向け共用施設。
1〜3階 商業施設(GREEN DINING HALL・CANAL DINING HALL)。飲食店中心に約30店舗。

TOWER N(2030年度竣工予定)

フロア 用途・概要
高層部 賃貸住宅(約144戸)。東京タワーや東京湾を望む眺望が期待される。
中層部 オフィスフロア。(詳細は公開情報が確定次第更新予定)
低層部 商業施設。TOWER S低層部と接続し「(仮称)セントラルプラザ」や芝浦運河沿いテラスを含む一体的な空間として整備予定。

次世代ワークプレイスを支えるオフィス性能

BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S 貸室内イメージCGTOWER S 貸室内イメージCG
出典:BLUE FRONT SHIBAURA (公式サイト)

1フロア約1,500坪の無柱大空間

7〜33階のオフィスフロアは1フロア約5,156㎡(約1,559坪)と都内有数の規模です。18m柱スパン設計により視界を遮るものがない広大な無柱空間を実現し、フレキシブルなレイアウトが可能です。6バンク36基のエレベーターが効率的な移動をサポートし、大人数のワーカーが働く環境でも動線負荷を分散します。野村不動産グループが自社本社として2025年8月に移転していることも、オフィス環境の高さを裏付けています。

水辺・緑を活かした「TOKYO WORKation」設計

コンセプトは「TOKYO WORKation」。28階のスカイラウンジや海を望むテラスなど、都内オフィスでは実現困難な自然環境を活かした共用部が特徴です。ウェルビーイングを重視する企業にとって、採用訴求力の高い環境となっています。ワーカーが働く場所を気分や目的に応じて選べる設計は、ABW(Activity Based Working)への対応としても機能します。

主要入居テナント

野村不動産グループが2025年8月に本社を移転済み。
コニカミノルタが2027年2月を目途に本社機能を移転予定、田辺ファーマ(田辺三菱製薬より商号変更)が2026年12月に東京本社を移転予定であるなど、有力企業のリーシングが確定しています。

出典:野村不動産「本社移転のお知らせ

付帯施設がもたらす付加価値

BLUE FRONT SHIBAURA 各施設出典:野村不動産 (ニュースリリース 2025年6月12日 PDF)

フェアモント東京(日本初上陸)

欧州最大手アコーグループの最上級ブランド「フェアモント」が日本初上陸。35〜43階に位置し、217室・インフィニティプール・宴会場・チャペルを完備しています。西側に東京タワー、東側に東京湾を望む立地は、海外来客の接待や重要な商談の場として活用できます。同一ビル内にこのクラスのホテルが入居していることは、テナント企業のブランディングにも寄与します。

商業・共用施設

BLUE FRONT SHIBAURA 商業エリア出典:野村不動産 (ニュースリリース 2025年6月12日 PDF)

1〜3階の商業エリアには飲食店中心に約30店舗が入居。GREEN DINING HALLとCANAL DINING HALLの2つのダイニングホールが、芝浦運河の景観とともにワーカーの日常をサポートします。3階にはスターバックス・シェアオフィス「H1T」・コンビニも整備されており、ビル内でほぼすべての日常ニーズが完結します。

万が一に備えるBCP性能と環境認証

エネルギーセンターと災害対応

東京ガス野村不動産エナジーが運営する「芝浦エネルギーセンター」を設置。ガスコージェネレーションシステムにより、災害時にも安定したエネルギー供給を確保します。芝浦地域冷暖房センターと連携する「芝浦スマートエネルギーネットワーク」を構築し、街区単位での高いBCP性能を実現しています。

環境認証・ESG対応

街区全体でCO2排出量実質ゼロを目指し、RE100加盟企業向けの再生可能エネルギー電力を供給。WELL認証(プラチナ)・LEED認証(ゴールド)・CASBEE Sランク・CASBEEウェルネスオフィス Sランクを取得しており、オフィス用途の延床面積が30万㎡を超える建築物でのZEB Oriented取得は国内初です。ESGへの対応を経営課題とする上場企業・外資系企業の意思決定基準に合致する水準です。

周辺環境・将来性

BLUE FRONT SHIBAURA GREEN WALK出典:BLUE FRONT SHIBAURA公式サイト(GREEN WALK

浜松町・芝浦エリアは、東京駅・大手町エリアと臨海副都心をつなぐ「結節点」として位置づけられています。GREEN WALKは2027年度に竹芝通りまで延伸され、汐留デッキ・竹芝デッキとも接続予定。エリア全体の回遊性が高まることで、浜松町エリアの都市価値は中長期的に上昇が見込まれます。
また、TOWER Nの2030年度竣工により、TOWER S・TOWER N両棟が揃った段階でプロジェクト全体が完成します。低層部のセントラルプラザや芝浦運河沿いテラスなど、街区としての魅力がさらに高まります。

1,500坪規模のオフィスが自社に適しているかは、人数・部署構成によって大きく異なります。
オフィス坪数と適正人数の考え方(200坪事例・設計基準)を見る

→ オフィス坪数と適正人数の考え方を見る

オフィスマーケットへの影響

浜松町・芝浦エリアでは、BLUE FRONT SHIBAURAを筆頭にオフィスグレードの引き上げが進んでいます。従来「第二の選択肢」とされてきた同エリアが、グローバル企業や大手企業の本社移転先として認知されることで、エリア全体の賃料水準の底上げが見込まれます。東京駅前エリアとの賃料格差を活かしつつ、同等以上の設備・環境を求める企業にとって、戦略的な選択肢となっています。

同時期に供給される東京駅エリアの大規模オフィスとも比較検討されることをお勧めします。
Torch Tower・日本橋一丁目中地区・八重洲二丁目中地区と並べて判断材料を揃えたい方はこちら。

→ 東京駅エリアの再開発オフィス特集を見る

どのような企業に適しているか

グローバル展開を行う企業(羽田空港直結・フェアモント東京での来客対応)
本社機能を1フロアに集約したい大企業(約1,500坪の無柱大空間)
採用ブランディングと従業員ウェルビーイングを重視する企業
ESG・RE100・WELL認証対応を経営課題とする上場企業・外資系企業
東京駅前エリアと同等の機能を、より戦略的な賃料水準で確保したい企業

比較検討したい「浜松町・汐留・品川」エリア情報

BLUE FRONT SHIBAURAを軸に、貴社のニーズに合わせた周辺エリアの選択肢も豊富です。

エリア 特徴・メリット おすすめの企業タイプ
浜松町・芝浦 羽田直結。水辺の開放感と高環境性能。東京駅前より賃料水準を抑えやすい グローバル企業・ESG重視企業・採用力強化を狙う企業
汐留・新橋 複数路線が交差。大規模オフィスビルが集積。飲食・商業環境が充実 コスパと利便性を両立したい企業
品川 新幹線・羽田アクセス。再開発による新拠点が誕生しつつある 全国拠点・国際展開を統括する本社機能

「どのエリアが自社に最適か、プロの意見を聞きたい」

浜松町・芝浦エリアのオフィス情報はこちらから確認できます。対面やお電話にてエリアのリアルな情報をお伝えすることも可能です。

→ 浜松町エリアの賃貸オフィス一覧を見る → プロにエリアの相談をする(無料)

建築状況

(建築中の写真・進捗情報を随時掲載予定)

まとめ

BLUE FRONT SHIBAURAは、「東京駅前でなければならない」という固定観念を問い直すプロジェクトです。羽田直結・1フロア約1,500坪の無柱空間・国内最高水準の環境認証・フェアモント東京との複合機能という4つの要素が揃う物件は、都内でも他に類を見ません。

TOWER Sはすでに稼働中であり、TOWER Nは2030年度の竣工を予定しています。今後の供給動向を踏まえ、早期に情報収集・比較検討を進めることが重要です。


Members編集メンバー
熊谷 敏幸
熊谷 敏幸次長 / 賃貸オフィス スペシャリスト
宅地建物取引士賃貸不動産経営管理士ファイナンシャルプランナー

賃貸オフィス仲介歴19年。中央区・港区・千代田区・新宿区・渋谷区・江東区など都心エリアを中心に、これまで1,000件以上の賃貸オフィス契約をサポートし幅広い業種のオフィス移転を支援。宅建士・賃貸管理士・FPの資格を活かし、仲介から資金計画まで一貫したサポートが強み。オフィサイトでは都心エリアの市場動向・物件選びに関する記事の執筆・監修を担当。

都心エリア専門賃貸オフィス市場資金計画

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※ 竣工予定・フロア構成・スペックは野村不動産・JR東日本公開情報および各報道をもとに記載しています。今後の計画変更により内容が変わる場合があります。

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