豊洲ONビル 21階【2101】 603.16坪（江東区、豊洲）

1992年7月、豊洲エリアにおける大規模オフィス開発の先駆けの一つとして誕生して以来、この地上30階・地下3階建てのランドマークは、数々の企業の成長を支え続けてきました。歴史と、近年のリニューアルによる革新性が融合し、企業の持続的な発展を可能にするプラットフォームを提供します。

東京メトロ有楽町線および、ゆりかもめの「豊洲」駅から徒歩圏内という交通利便性を誇り、首都高速道路へのアクセスも容易なため、ビジネスの機動力を高める戦略的な立地条件を備えています。近年実施された大規模リニューアルにより、トイレやエレベーターホールを含む共用部は、現代のビジネスシーンのニーズに応える空間へと進化しました。さらに、1981年以降に導入された新耐震基準に適合する堅牢な構造は、BCP（事業継続計画）を重視する企業にとって、重要な経営基盤を守る要素となります。

豊洲ONビルは、東京都江東区豊洲1丁目1番1号に所在します。竣工は1992年7月です。建物の構造は、鉄骨鉄筋コンクリート造（SRC造）、鉄筋コンクリート造（RC造）、鉄骨造（S造）を組み合わせた複合構造を採用しています。重要な点として、1981年に施行された新耐震基準に適合しています。
建物の規模は、地上30階、地下3階、塔屋2階建てで、延床面積は104,076.74平方メートル（約31,483坪）です。これは江東区内でも有数の規模となります。基準階の面積は約1,991.98平方メートルから1,993.94平方メートル（約602.57坪から603.16坪）で、広々としたスペースが確保されています。
オフィスフロアの仕様として、天井高は2,600mm（2.6m）です。床は高さ100mmのOAフロアが設置されており、柔軟な配線レイアウトに対応します。空調システムはセントラル方式を採用しています。エレベーターは合計18基が設置されています。共用部に設置された男女別のトイレは、2019年頃のリニューアルで機能が付加され、デザインも刷新されました。オフィススペースは24時間利用可能です。
駐車場は敷地内に268台分が確保されており、時間貸しの「タイムズ豊洲ONビル」としても運営されています。周辺エリアには「アーバンドック ららぽーと豊洲」などの商業施設が存在します。

豊洲ONビルは、東京都心部へのアクセス性に優れた「豊洲」エリアに位置し、多様な交通手段を利用できるロケーションです。
電車や地下鉄でのアクセスとして、最寄り駅は東京メトロ有楽町線および、ゆりかもめの「豊洲」駅で、徒歩約7分から11分です（利用出口により変動）。有楽町線を利用すれば「銀座一丁目」駅や「有楽町」駅へ直通、ゆりかもめを利用すれば「台場」や「新橋」方面へアクセス可能です。加えて、東京メトロ有楽町線と都営大江戸線が乗り入れる「月島」駅からは徒歩約13分から15分、JR京葉線の「越中島」駅からは徒歩約17分と、複数の路線・駅が利用できます。
バス路線も利用でき、都営バスの「ＩＨＩ前（江東区）」バス停へは徒歩約3分、「豊洲一丁目」バス停へは徒歩約2分です。これらのバス停からは、東京駅八重洲口方面などへアクセス可能です。
自動車でのアクセスも良好で、首都高速道路の9号深川線「枝川」出口からは約6分、10号晴海線の「晴海」出入口からも約6分でビルに到達できます。敷地内には前述の通り268台収容可能な駐車場が完備されています。

豊洲ONビルは、入居企業の成長と従業員の働きやすさをサポートする価値を提供します。
最大の魅力の一つは、基準階約600坪という広大なフロアプレートです。このスペースは、大規模な本社機能、研究開発拠点、コールセンターなど、まとまったオフィス面積を必要とする企業に適しており、効率的なワークスペース構築を可能にします。
建物の信頼性として、1981年以降の新耐震基準に適合している点が挙げられます。これは企業のBCP対策において重要な要素です。
さらに、2019年頃に実施された共用部の大規模リニューアルにより、現代のオフィスに求められる快適性と機能性が向上しています。具体的には、トイレの機能向上、エレベーターホールのデザイン刷新、サイン計画の見直し、給排水設備の更新が行われました。
歴史と実績として、1992年の竣工以来、BIPROGY株式会社（旧・日本ユニシス株式会社）などの企業に利用されてきた経緯があります。

豊洲ONビルが位置する豊洲エリアは、大規模な都市再開発を経て、先進的なビジネス・商業・居住エリアへと発展しました。豊洲ONビル自身も、このエリアのオフィス開発の初期からの存在です。
周辺には多くの高機能オフィスビルが集積し、ビジネスハブとして機能しています。同時に、「アーバンドック ららぽーと豊洲」のような大型複合商業施設や住宅開発により、職住近接の魅力的な街並みが形成されました。公園や緑地、水辺の空間も整備され、快適な環境が整っています。
金融機関、郵便局、クリニックなども近隣に揃い、ビジネス活動や従業員の生活をサポートするインフラも充実しています。エリア内では「豊洲セイルパーク（TOYOSU SAIL PARK）」（2025年6月竣工予定）などの開発計画も進行中であり、将来性も備えたロケーションです。

豊洲ONビルの持つ特性は、特に以下のようなニーズを持つ企業に適しています。
まず、本社機能の移転・集約、あるいは大規模な事業拠点の新設を検討している企業です。基準階約600坪の広大なフロアは、組織の一体感醸成と業務効率の向上に貢献します。特に2026年4月に予定される大規模空室は、このようなニーズに応える機会を提供します。
次に、交通利便性を重視し、従業員の通勤アクセスや来客時の利便性を高めたい企業です。複数路線が利用可能な「豊洲」駅を核としたアクセス環境は、都内主要エリアへの移動をスムーズにし、ビジネス展開をサポートします。
また、BCP（事業継続計画）対策として、新耐震基準に適合した安定した事業基盤を求める企業にとっても、本ビルは適した選択肢です。
さらに、柔軟なオフィスレイアウトやITインフラの構築を重視する企業にとって、高さ100mmのOAフロアは有効な設備となります。
最後に、豊洲エリアの持つブランドイメージや将来性を評価し、先進的なビジネスエリアに拠点を構えたいと考える企業にとって、豊洲ONビルは有力な候補となり得ます。