公開日: 2026年03月13日

最終更新日: 2026年04月14日

📘 完全ガイド 2026年版

スモールオフィスとは?
少人数企業が失敗しないための
「広さ・費用・種類」完全ガイド

5〜10人規模でオフィス移転を考えているなら必読。坪数のレイアウトから費用相場、内見チェックリストまで、不動産仲介のプロ視点でわかりやすく解説します。

⏱ 読了目安:約8分👤 オフィサイト編集部

📌 この記事でわかること

  • スモールオフィスの種類と、自社に合った選び方
  • 人数別の適正坪数と具体的なレイアウト例
  • 坪数・初期費用・月額賃料の目安
  • 内見時に必ず確認すべき6つのチェックポイント
  • スタートアップ向けのおすすめエリアと選び方の根拠

スモールオフィスとは

スモールオフィスとは、少人数の企業やスタートアップ向けに最適化された小規模オフィスのことです。明確な定義はありませんが、一般的には3〜15名程度が利用する10〜30坪前後の物件を指します。

坪数人数目安主な利用者特徴
10坪3〜5名スタートアップ士業最小規模。共用設備の活用が必須
15坪5〜7名IT企業営業所小会議室の設置が可能
20坪7〜10名ベンチャー支店来客対応にも対応しやすい
30坪10〜15名中小企業会議室+執務スペースを両立
💡

特に東京都心では10〜20坪前後の物件がスモールオフィスとして最も多く流通しており、スタートアップ企業・士業事務所・IT企業の拠点・支店や営業所などで広く活用されています。

スモールオフィスを選ぶ3つのメリット

① 初期コストを大幅に抑えられる

オフィス賃料・保証金・内装費はすべて面積に比例します。東京都心の賃料相場を見ると、その差は一目瞭然です。

10坪オフィス(月額賃料)
20万〜40万円
保証金:80〜480万円
(賃料の4〜12ヶ月分)
20坪オフィス(月額賃料)
40万〜80万円
保証金:160〜960万円
(賃料の4〜12ヶ月分)
サービスオフィス(月額)
5万〜20万円
保証金:不要〜1ヶ月分
家具・受付付き

② スピード移転が可能

セットアップオフィスや家具付きオフィスは、契約後すぐに利用開始できるケースも多く、事業開始のスピードに直結します。通常の賃貸オフィスで必要な内装工事(1〜2ヶ月)を省けるため、スタートアップ企業に特に人気です。

③ 都心の立地を選択しやすい

面積を絞ることで賃料負担が減り、渋谷・日本橋・赤坂などの都心エリアの物件を現実的な予算内で選択できます。立地は企業ブランディングや採用活動にも直結するため、少人数企業にとって戦略的な意味を持ちます。

スモールオフィスの種類と選び方

スモールオフィスは大きく4種類に分類されます。それぞれの特徴と、自社の状況に合わせた選び方を解説します。

人気No.1
🏗

セットアップオフィス

内装・照明・床工事済み。会議室完備のすぐ使えるオフィス。東京都心で急増中。

内装不要即入居会議室付き賃料やや高め
📋

賃貸オフィス

通常の賃貸契約。レイアウト自由度が最も高く、長期利用に向いている。

自由レイアウト長期向き内装工事必要初期費用大
🛎

サービスオフィス

家具・受付・共用設備が充実。短期契約も可能。個人〜5名規模に最適。

保証金少ない短期OK月額高めカスタム不可
🤝

シェアオフィス

共用型スペース。個人や2〜3名向き。登記制限がある場合も多い。

最安値フレキシブルプライバシー低登記制限あり
種類初期費用月額法人登記こんな企業に向いている
セットアップオフィス中〜高スタートアップ、立ち上げ直後の法人
賃貸オフィス3年以上の長期利用予定の企業
サービスオフィス低〜中高め小規模企業、創業初期、短期利用
シェアオフィス最安条件次第個人・フリーランス・2〜3名チーム

坪数別レイアウト具体例

坪数別レイアウト図(10坪・15坪・20坪)

失敗しない内見チェックポイント6選

小規模オフィスは「入ってからわかった」では遅い項目が多くあります。内見時に必ず確認すべきポイントをリストにまとめました。


🔌 ネット回線の個別引き込み

共用Wi-Fiのみの場合、速度・セキュリティに不安が残る。専用回線を引ける物件が望ましい。


❄️ 空調の個別制御

中央管理は夜間・休日に利用不可なケースあり。残業・休日出勤が多い企業は個別空調必須。


🪧 看板・社名表示の可否

社名掲示できないと企業の信頼性に影響。エントランスや郵便ポストへの掲出可否を確認。


🕐 24時間利用可否

入退館制限があるビルでは残業が困難な場合も。セキュリティカードの有無も要確認。


📅 共用会議室の数と予約方法

社内に会議室がない場合、ビルの共用会議室の空き状況が業務に直結。頻度を想定して確認。


🔨 原状回復の範囲

退去時の原状回復費用は「賃料×在室月数」程度かかるケースも。契約前に範囲を書面確認。

⚠️

内見は複数物件を比較することが重要です。1件だけ見て決めると「もっと良い物件があった」となりがち。最低でも3〜5件を比較し、チェックリストを使って客観的に評価しましょう。

スタートアップに人気のエリアと選び方

立地は採用・営業・企業ブランドに直結します。スモールオフィスが豊富に供給されている主要エリアの特徴をまとめました。

渋谷
渋谷・表参道
スタートアップ◎採用力◎賃料やや高
日本橋
三越前・日本橋
信頼性◎交通利便◎供給量多い
赤坂
赤坂・溜池山王
ブランド◎賃料中〜高
神田
神田・秋葉原
コスパ◎IT集積◎賃料低め
新橋
新橋・虎ノ門
交通利便◎賃料中程度
五反田
五反田・大崎
スタートアップ◎コスパ◎
🗺

エリア選びのポイント:主要取引先や顧客の所在地に近いエリアを優先しましょう。また採用強化フェーズなら渋谷・五反田などスタートアップ集積エリアを選ぶことで、求職者へのブランドイメージ向上に繋がります。

FAQ — よくある質問

スモールオフィスは何坪から?

一般的には10坪前後からが小規模オフィスとして流通しています。10坪未満はシェアオフィス・サービスオフィスの個室が主流となります。都心では10坪〜20坪の物件が最も供給量が多く、選択肢も豊富です。

5人の会社は何坪必要?

会議室の有無によって変わります。共用会議室を使う場合は10坪、社内に小会議室を作る場合は15坪が目安です。フリーアドレスを導入すれば10坪以下でも運用できる場合があります。

保証金(敷金)の相場は?

賃貸オフィスの場合、賃料の4〜12ヶ月分が一般的です。東京都心では6〜10ヶ月分を求められるケースが多い傾向にあります。サービスオフィスでは保証金が不要な場合もあります。初期費用を抑えたい場合はサービスオフィスやセットアップオフィスも検討しましょう。

法人登記はできる?

賃貸オフィス・サービスオフィスの多くは法人登記可能です。ただしシェアオフィスでは規約上制限される場合があります。契約前に必ず「登記利用可能か」を書面で確認しましょう。

セットアップオフィスと通常賃貸どちらがお得?

利用期間によって異なります。2年以内の短中期ならセットアップオフィスが内装費ゼロ分だけ割安になることが多いです。3年以上の長期利用なら通常賃貸+内装工事のほうが月額賃料が低い分、総コストを抑えられるケースがあります。

スモールオフィスの原状回復はどこまで必要?

テナント(借主)の負担範囲は契約書に明記されています。オフィスは住宅と異なり「借主全額負担」の特約が付くケースが多いため、入居前の状態への回復が求められます。壁紙・床・パーテーション・電気工事など広範囲になることがあるため、退去費用も含めた総コスト計算が必要です。

います。オフィスは住宅と異なり「借主全額負担」の特約が付くケースが多いため、入居前の状態への回復が求められます。壁紙・床・パーテーション・電気工事など広範囲になることがあるため、退去費用も含めコスト計算が必要です。

ハーフセットアップオフィスという選択肢

セットアップオフィスと通常賃貸の中間に位置する「ハーフセットアップ」が急成長企業に注目されています。オーナーが受付・会議室などのインフラを施工済みで提供し、テナントは執務エリアのみを自由にデザインできるハイブリッド型です。初期費用・スピード・自由度のバランスに優れ、20〜200名規模の成長フェーズにある企業に特に適しています。

ハーフセットアップオフィス解説図
矢冨 裕敏
矢冨 裕敏
この記事を書いた人
矢冨 裕敏
課長 / 不動産コンサルタント・アドバイザー
宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・管理業務主任者・敷金診断士

不動産業界16年のキャリアを持ち、宅建士・賃貸管理士・管理業務主任者・敷金診断士など8種の専門資格を保有。オフィスビルの収益改善・プロパティマネジメントから相続財産評価まで多角的な視点で不動産の価値最大化を支援。オフィサイトでは不動産コンサル・オーナー向け情報に関する記事の執筆・監修を担当。

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※ 相談・物件紹介はすべて無料です。最短翌日に内覧アレンジも可能です。

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