公開日: 2026年04月14日

最終更新日: 2026年04月14日

【東京都江東区・東京湾岸の大規模再開発が続くIT・メディア・スタートアップの臨海ビジネス拠点:豊洲・有明エリアの徹底解説と賃貸オフィスのご紹介(2026年最新)】

東京ビッグサイト


東京都内でオフィス移転を検討する際、「東京メトロ有楽町線・ゆりかもめが直結する湾岸エリアの大規模複合施設群」「IT・メディア・ゲーム・スタートアップ系企業の集積と継続する大規模再開発」「丸の内品川渋谷と比較して現実的な賃料水準で100坪以上の大規模フロアを確保できる環境」を重視する企業が注目するのが、豊洲・有明エリアです。

東京メトロ有楽町線・ゆりかもめが利用可能な豊洲駅と、りんかい線・ゆりかもめが利用可能な有明・東京ビッグサイト周辺エリアを擁するこのゾーンは、大手町銀座まで有楽町線で約15〜20分という都心アクセスを保ちながら、東京湾岸の開放的なウォーターフロント就業環境と豊洲ビジネスセンターをはじめとする大規模複合施設群を形成しています。IT・メディア・ゲーム・通信・不動産テック系企業が集積する江東区の新興ビジネス拠点として、品川・大崎・渋谷と比較して現実的な賃料水準で大規模フロアを確保できる点が、成長フェーズの企業や大規模組織の拠点移転先として評価されています。

本記事では賃貸オフィス専門メディアの視点から、豊洲・有明エリアの特性、集積する企業の傾向、坪単価相場、および物件選びのポイントについて、2026年時点の情報をもとに解説します。

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【豊洲・有明エリアが「湾岸IT・メディア拠点×大規模フロア×現実的なコスト」として選ばれ続ける理由】

豊洲・有明エリアにオフィスを構えることは、東京湾岸の開放的なウォーターフロント就業環境と大規模複合施設群の充実した設備を、品川・大崎・渋谷より現実的な賃料水準で享受しながら、継続する大規模再開発によるエリア価値向上の恩恵を先取りするという戦略的選択です。このエリアが選ばれ続ける背景には、以下のような特性があります。

1
東京メトロ有楽町線で大手町・銀座・有楽町への直通アクセス:豊洲駅(東京メトロ有楽町線)から大手町まで約17分・有楽町まで約15分・銀座一丁目まで約13分という都心東部への直通アクセスが確保されており、千代田区・中央区・港区方面の取引先への往来を効率化できます。池袋方面への有楽町線直通も確保されており、都心北部へのアクセスも良好です。
2
IT・メディア・ゲーム・通信系企業の集積が生む産業エコシステム:豊洲エリアにはIT・メディア・ゲーム・通信・不動産テック・FinTech系企業の大規模拠点が集積しており、採用・協業・情報交換の機会密度が高い環境が形成されています。秋葉原・お台場のITエコシステムと地続きの立地は、採用・エンジニアコミュニティとの近接においても優位性があります。
3
品川・大崎・渋谷比で現実的な賃料水準で100坪以上の大規模フロアを確保:品川エリアと比較して坪単価が10〜25%程度抑えられており、100坪以上の大規模フロアを持つビルが豊富に揃っています。成長フェーズの企業が大規模な人員拡張に対応できるフロアを、都心エリアより現実的なコストで確保できる点が大きな優位性です。
4
東京湾岸の開放的なウォーターフロント就業環境と継続する大規模再開発:東京湾に面した開放的なウォーターフロント環境が就業体験の質を高め、豊洲市場・アーバンドックららぽーと豊洲等の商業施設が充実した生活利便環境を提供しています。継続する大規模再開発により中長期的なエリア価値の向上が見込まれます。
5
りんかい線・ゆりかもめによる品川・渋谷・池袋・お台場への多方向広域アクセス:りんかい線(有明方面)で大崎・渋谷・池袋・埼玉方面、ゆりかもめで新橋・汐留・お台場方面へのアクセスが確保されており、JR山手線・埼京線沿線の採用エリアとのアクセスも良好です。

豊洲エリアは東京都の「スマートシティ」推進の重点エリアとして位置付けられており、5G・IoT・スマートビルへの投資が進んでいます。IT系・テクノロジー系企業にとって、先進的なデジタルインフラ環境でのビジネス展開という観点からも注目度が高まっています。


【エリア別深掘り:特性・著名物件・向いている企業像】

豊洲・有明エリアは、東京メトロ有楽町線・ゆりかもめが利用可能な豊洲ゾーンと、りんかい線・ゆりかもめが走る有明・東京ビッグサイトゾーンという2つの特性を持つゾーンで構成されています。各エリアの特性、代表的な物件例、そしてどのような企業に適しているかを詳しく見ていきましょう。

豊洲エリア
1. 豊洲エリア:有楽町線直通と大規模複合施設が集積するIT・メディア・ゲーム系の湾岸主力拠点

東京メトロ有楽町線・ゆりかもめが利用可能な豊洲駅を擁するこのゾーンは、大手町・有楽町・銀座まで有楽町線で約13〜17分という都心直通アクセスを持ちながら、豊洲ビジネスセンター・アーバンドックをはじめとする大規模複合施設群にIT・メディア・ゲーム・通信系企業の大規模拠点が集積しています。品川・大崎より現実的な賃料水準で100坪以上の大規模フロアを確保しやすく、成長フェーズの企業の本社集約・大規模バックオフィス移転に適した物件が揃っています。豊洲市場・ららぽーと豊洲の商業施設が充実した生活利便環境を提供し、東京湾に面した開放的な就業環境が従業員満足度の向上に寄与します。

  • 特徴:東京メトロ有楽町線・ゆりかもめ(豊洲駅)利用・大手町17分・銀座13分直通、豊洲ビジネスセンター等の大規模複合施設、IT・メディア・ゲーム・通信系企業の集積、品川比で現実的な賃料で大規模フロア確保、豊洲市場・ららぽーとの充実した商業環境。
  • 適した企業:IT・SaaS・ゲーム・メディア・通信系企業の本社・大規模拠点、100坪以上の大規模フロアが必要な成長フェーズ企業、大手町・銀座・有楽町方面の取引先との往来が多い企業、スマートシティ・DX・FinTech系スタートアップ、湾岸の開放的な就業環境でブランドイメージを訴求したい企業。

・著名な物件例:

豊洲セイルパーク
1. 豊洲セイルパーク
豊洲駅近接の大規模複合オフィス施設です。東京湾に面した開放的なウォーターフロント就業環境と高水準の設備が、IT・メディア・通信系企業の本社・大規模拠点として選ばれており、東京メトロ有楽町線による大手町・銀座への直通アクセスと豊洲エリアを代表する存在感を兼ね備えています。
2. NBF豊洲ガーデンフロント
日本ビルファンドグループが管理・運営する豊洲エリアの大規模オフィスビルです。整備された設備と安定した管理体制が、ゲーム・SaaS・DX系企業の本社・開発センターとして支持されており、品川比の現実的な賃料水準で大規模フロアを確保できる豊洲の実力派物件です。
豊洲センタービル
3. 豊洲センタービル
豊洲エリアに位置する大規模オフィスビルです。整備された設備と広いフロアプレートが、IT・不動産テック・FinTech系企業の拠点として選ばれており、ゆりかもめと有楽町線の双方を活用した広域アクセスと充実した複合施設環境を兼ね備えています。
有明エリア
2. 有明エリア:東京ビッグサイト・りんかい線が中心のイベント・コンベンション産業と大規模オフィスが共存するゾーン

りんかい線・ゆりかもめが利用可能な有明・国際展示場エリアを擁するこのゾーンは、東京ビッグサイト(東京国際展示場)という国内最大規模のコンベンション施設に近接した独自の立地環境を持ちます。りんかい線で大崎(JR山手線・埼京線接続)まで1駅・新木場(東京メトロ有楽町線接続)まで数駅という都心アクセスが確保されており、展示会・カンファレンス・採用説明会の開催が業務の一部を成す企業にとって際立った立地優位性があります。豊洲エリアと比較してさらに抑えられた賃料水準での物件確保が可能で、江東区アドレスを低コストで確保したい中〜大規模組織に向いています。

  • 特徴:りんかい線・ゆりかもめ(有明・国際展示場駅)利用・大崎1駅(JR山手線・埼京線接続)、東京ビッグサイト近接のコンベンション産業立地、豊洲比でさらに抑えられた賃料水準、展示会・カンファレンス開催に強い立地、りんかい線で渋谷・池袋・埼玉方面アクセス。
  • 適した企業:展示会・カンファレンス・採用説明会を頻繁に開催する企業、イベント・エンタテインメント・コンテンツ系企業の本社、中〜大規模フロアを豊洲より低コストで確保したい企業、大崎・渋谷・池袋方面の取引先との往来が多い企業、物流・倉庫・製造業系企業のバックオフィス。

・著名な物件例:

TOC有明ウエストタワー
1. TOC有明ウエストタワー
有明エリアに位置する大規模複合オフィスタワーです。充実した共用施設と広いフロアプレートが、イベント・コンテンツ・物流系企業を中心に支持されており、りんかい線による大崎・渋谷・池袋方面へのアクセスと東京ビッグサイトへの近接性を兼ね備えています。
有明セントラルタワー
2. 有明セントラルタワー
有明・国際展示場エリアに位置する大規模オフィスタワーです。高水準の設備と整備されたビジネス環境が、IT・製造業・大規模バックオフィス系企業の拠点として選ばれており、豊洲比の現実的な賃料水準で100坪以上の大規模フロアを確保できます。
有明フロンティアビルA棟
3. 有明フロンティアビルA棟
有明エリアに位置する大規模オフィスビルです。整備された設備と広いフロアプレートが、エンタテインメント・採用・物流系企業の大規模拠点として選ばれており、都内有数の低コスト賃料で江東区の大規模フロアを確保できる有明エリアを代表する物件です。

■ エリア別比較まとめ

項目 豊洲 有明 品川 大崎 天王洲
坪単価目安(月額) 16,000〜28,000円 12,000〜22,000円 22,000〜40,000円 18,000〜34,000円 18,000〜32,000円
ブランド・ステータス ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆
大手町・銀座アクセス ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆
IT・メディア集積 ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆
大規模フロア確保 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★☆
コスパ(立地対比) ★★★★★ ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆
展示会・イベント立地 ★★★☆☆ ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★☆☆ ★★★☆☆
飲食・周辺環境 ★★★★★ ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★

※坪単価は2026年時点の市場参考値です。グレード・築年数・フロア等により変動します。


【賃料を「投資」と捉える:4つのビジネスメリット】

豊洲・有明エリアの賃料水準は品川・大崎と比較して現実的な水準にありますが、このエリアならではの特性を活かすことで、コスト以上の事業価値を引き出すことができます。

1. 品川・大崎との賃料差を大規模フロア確保と事業成長へ活用する

同規模・同グレードを品川・大崎エリアで確保した場合との月額コスト差分を採用・開発・マーケティングへ再投資する計画を試算することで、固定費最適化の効果が定量化できます。特に100坪以上の大規模フロアでの比較では月額差が数十万円規模になる場合があり、成長フェーズの企業が大規模拠点を現実的なコストで確保できる点は豊洲・有明エリアの際立った優位性です。

2. 有楽町線による大手町・銀座方面の移動効率化と採用ROI

豊洲駅(東京メトロ有楽町線)から大手町・有楽町・銀座方面への直通アクセスは、千代田区・中央区・港区方面の取引先との往来を効率化します。有楽町線・りんかい線・ゆりかもめの組み合わせで都内広域の採用エリアをカバーでき、採用母集団の地理的拡大として定量化できます。

3. 東京ビッグサイト近接による展示会・採用イベントコストの削減

有明エリアの東京ビッグサイト(東京国際展示場)近接は、展示会・カンファレンス・採用説明会の開催において移動コスト削減として直接機能します。年間の展示会参加・開催回数に移動時間・交通費を乗じた削減効果は定量化が可能であり、イベント系・採用活動が活発な企業にとって立地投資対効果が大きくなります。

4. 事業継続性(BCP)への対応

BCP(Business Continuity Plan)とは:地震・火災・感染症などの災害・緊急事態が発生した際に、事業を継続・早期復旧するための計画のことです。

豊洲駅は東京メトロ有楽町線・ゆりかもめの2路線が利用可能で、路線障害時の代替手段を確保できます。有明エリアはりんかい線・ゆりかもめの2路線が利用可能です。豊洲・有明エリアの大型ビルは免震・制震・非常用電源を標準装備しており、BCP要件を充足します。路線障害時の代替として、新木場駅(有楽町線・りんかい線接続)・大崎駅(りんかい線)への代替移動をBCP計画に盛り込むことを推奨します。

有明アリーナ

【豊洲・有明エリアのメリット・デメリット】

メリット

立地・就業環境面

  • 東京湾に面した開放的なウォーターフロント就業環境が従業員満足度向上と採用ブランドイメージ訴求に寄与します
  • 有楽町線で大手町・銀座・有楽町への直通アクセスが確保されており、都心東部の取引先への往来を効率化します
  • 豊洲市場・ららぽーと豊洲等の充実した商業施設がランチ・接待・日用品の選択肢を豊富に提供します

コスト・スペース面

  • 品川・大崎比で10〜25%程度抑えられた賃料水準で100坪以上の大規模フロアを確保しやすい都内有数の環境です
  • IT・メディア・ゲーム系企業の集積が採用・協業・情報交換の機会密度を高めます
  • 継続する大規模再開発によるエリア価値向上が中長期的な拠点価値の維持・向上を見込ませます
デメリット・留意点

交通面

  • JR路線と直接接続しておらず、JR山手線利用には新木場(有楽町線から乗り換え)または大崎(りんかい線)での乗り換えが必要です
  • 有明エリアは豊洲エリアと比較して路線の選択肢が限られており、路線障害時の代替経路確保に事前の計画が必要です
  • 電車での来客にとって都心主要エリアからの動線が分かりにくい場合があり、詳細な案内文の整備が必要です

環境・業種面

  • 有明エリアは飲食・接待環境が豊洲と比較して限られており、重要な会食には豊洲・新橋・銀座方面を活用する運用が現実的です
  • IT系スタートアップのエコシステム参入では渋谷・五反田エリアと比較してコミュニティ密度に差があります
  • 大型ビルの入居審査基準が設けられている場合があり、財務状況・設立年数に応じた事前確認を推奨します

【2026年最新:賃貸オフィスの市場相場と投資価値】

1. 坪単価の目安

豊洲・有明エリアの賃貸オフィス坪単価(月額・共益費別途)は、ビルグレード・フロア・築年数によって異なりますが、以下が市場の目安となります。

ビルグレード 豊洲エリア 有明エリア
Aグレード(大規模・設備良好) 22,000〜28,000円/坪 18,000〜22,000円/坪
Bグレード(中規模・標準設備) 16,000〜22,000円/坪 12,000〜18,000円/坪
Cグレード(小規模・リノベ済み) 12,000〜16,000円/坪 9,000〜12,000円/坪
※坪単価とは:1坪(約3.3m²)あたりの月額賃料。オフィス比較の標準的な単位です。
※2026年時点の参考値です。実際の賃料は物件・タイミングにより変動します。

2. 「コスト」ではなく「戦略投資」として捉える視点

1
品川・大崎との賃料差の定量化:同規模・同グレードを品川・大崎で確保した場合との月額差分を採用・開発・設備投資へ再投資する計画を試算することで、固定費最適化の効果が定量化できます。
2
大規模フロア確保による組織集約効果:複数拠点を豊洲・有明に集約することで管理コスト削減と組織間コミュニケーション効率の向上を同時に実現できます。品川より低コストで大規模フロアを確保できる環境は拠点集約戦略の実行地として有効です。
3
東京ビッグサイト近接によるイベントコスト削減(有明):展示会・カンファレンスへの年間参加・開催回数に移動コスト削減を乗じることで、有明エリアの立地投資対効果が定量化できます。
4
再開発による中長期的エリア価値向上の先取り:豊洲・有明エリアの継続する大規模再開発計画が中長期的なエリア価値を向上させており、現時点での入居はその恩恵を先取りする戦略的投資として評価できます。

【豊洲・有明エリアでの物件選び:成功のためのチェックポイント】

1
豊洲エリアか有明エリアかを業種・路線・フロア規模で判断する
豊洲エリアは有楽町線による大手町・銀座直通・IT系企業集積・豊洲市場周辺の充実した商業環境が強みで、IT・メディア・ゲーム系企業の本社・大規模拠点に適しています。有明エリアはりんかい線による大崎・渋谷アクセス・東京ビッグサイト近接・豊洲比で抑えられた賃料が強みで、イベント・コンテンツ・物流系企業・大規模バックオフィス移転に向いています。自社の業種・路線利用・フロアサイズ・コスト計画を照合して先にゾーンを選定することを推奨します。
2
JR路線との乗り換えと社員の通勤経路を確認する
豊洲・有明エリアはJR路線と直接接続していません。JR山手線沿線在住の社員は新木場駅(有楽町線・りんかい線接続)または大崎駅(りんかい線)での乗り換えが必要となります。社員の居住エリア分布と主要通勤路線を事前に調査し、乗り換え時間・追加運賃の増加を把握した上で通勤手当の見直しが必要かどうかを確認することを推奨します。
3
大型ビルの入居審査基準を事前に確認する
豊洲フォレシア等の主要Aグレードビルは財務基準・設立年数・業種に応じた入居審査を行っているケースがあります。申し込み前に希望物件の審査基準の概要を把握し、自社の状況と照合しておくことがスムーズな移転プロジェクト進行につながります。オフィサイトの担当者を通じて事前の審査見通しを確認することも可能です。
4
来客・クライアントへのアクセス案内を事前に整備する
豊洲・有明エリアは都心主要エリアからの来客にとって動線が分かりにくい場合があります。有楽町線(豊洲)・りんかい線(有明)それぞれのルートからの最寄り出口・徒歩ルートを整理した案内文を移転前に整備することを推奨します。特に初来訪の外部クライアントに対しては、路線名・駅名・所要時間を明記した詳細な案内が必要です。
5
フロアサイズと将来の拡張余地を確認する
豊洲・有明エリアは大規模フロアを確保しやすい環境ですが、同一ビル内の増床余地・近隣ビルへの移転容易性を事前に確認しておくことで、将来的な拡張コストを抑えられます。急成長を予定している企業は初期から余裕あるフロアサイズを確保するか、同エリア内での拡張可能性を先に整理することを推奨します。
6
初期費用の全体像と移転タイミングを計画する
豊洲・有明エリアは品川より賃料が抑えられているものの、保証金・礼金・内装工事費の合計はまとまった規模となります。大型ビルはフリーレントが設定されるケースもあるため、移転コストの試算時にトータルコストで比較することを推奨します。主要Aグレードビルは空室率が低いため、移転の6〜9か月前からの情報収集開始が理想的です。まずはオフィサイトにご相談ください。
有明

【よくある質問:豊洲・有明エリアへのオフィス移転】

Q
豊洲・有明エリアの坪単価は品川・大崎と比べてどの程度異なりますか?
A
2026年時点の市場参考値として、豊洲エリアのBグレードビルは月額16,000〜22,000円/坪、有明エリアは12,000〜18,000円/坪程度が目安です。品川エリアのBグレード(18,000〜26,000円/坪)と比較して豊洲は10〜20%程度、有明は25〜40%程度抑えられる傾向があります。大崎エリアのBグレード(18,000〜24,000円/坪)と比較しても豊洲はほぼ同等〜やや抑えられ、有明は20〜35%程度抑えられます。大規模フロアでの比較では月額差が数十万円規模になる場合があります。
Q
豊洲駅・有明駅から大手町・品川・渋谷への所要時間を教えてください。
A
東京メトロ有楽町線利用で豊洲駅から銀座一丁目まで約13分、有楽町まで約15分、大手町まで約17分、池袋まで約30分が目安です。りんかい線利用で有明(国際展示場)から大崎まで約5分、新宿(渋谷経由)まで約20〜25分程度でアクセスできます。ゆりかもめで豊洲から新橋まで約20分、汐留まで約18分程度でアクセスできます。新木場駅(りんかい線・有楽町線接続)でJR京葉線にも乗り換えられます。
Q
豊洲エリアはITスタートアップの拠点として渋谷と比べてどう評価されますか?
A
エコシステムのコミュニティ密度は渋谷バレーに及びませんが、大規模フロアの確保しやすさ・渋谷比の現実的な賃料・有楽町線による大手町・銀座アクセスにおいて優位性があります。シード〜アーリーフェーズで渋谷エコシステムへの参入を重視する段階では渋谷が適していますが、シリーズB以降で組織が拡大し大規模フロアが必要な段階・大手町・銀座エリアのBtoB顧客が多い段階では豊洲エリアが合理的な選択肢となります。IT大手・メディア系企業との協業機会は豊洲の集積によって一定程度確保されています。
Q
有明エリアと豊洲エリアはどのように使い分けるべきですか?
A
主に路線利用・業種・コスト優先度で使い分けることを推奨します。有楽町線による大手町・銀座直通・IT系企業集積・豊洲市場周辺の生活利便性を優先するなら豊洲エリアが適しています。りんかい線による大崎・渋谷方面アクセス・東京ビッグサイト近接・豊洲比の低コスト・大規模フロアの確保を優先するなら有明エリアが適しています。有明は飲食環境が限定的であるため、接待・来客頻度が高い企業には豊洲の方が環境的に優れています。
Q
豊洲エリアはスマートシティ推進でオフィス環境にどのような優位性がありますか?
A
東京都が豊洲エリアをスマートシティ推進の重点地区として位置付けており、5G基地局の高密度展開・IoTセンサーの整備・スマートビルへの投資が進んでいます。特に大型ビルでは高速・安定したネットワーク環境・スマートエントランス・エネルギー管理システムが標準装備される物件が増えており、IT系・テクノロジー系企業の就業環境として先進性を持ちます。DX・IoT・スマートシティ関連ビジネスを展開する企業にとって、実証実験・パイロットプロジェクトの場としての立地優位性もあります。
Q
豊洲・有明エリアへの移転を検討する場合、どのくらい前から動き始めるべきですか?
A
一般的に、移転完了の6〜12か月前からの行動開始を推奨します。豊洲フォレシア等の主要Aグレードビルは空室率が低く、希望するサイズ・フロアが一致するタイミングが限られます。有明エリアは比較的流通量がありますが、大規模フロア(100坪以上)の好条件物件は早期成約のケースがあります。大規模移転(100坪以上)の場合は12か月以上前からの情報収集を、中規模移転(30〜100坪)は6〜9か月前からの開始を推奨します。まずはオフィサイトにご相談ください。

【まとめ:豊洲・有明エリアを選択する意義と次の一歩】

豊洲・有明エリアは、東京都内のオフィス市場において「IT・メディア・ゲーム系の産業エコシステム・有楽町線直通の大手町銀座アクセス・品川比の現実的な賃料での大規模フロア確保・継続する湾岸再開発」という4要素が揃う、江東区を代表する臨海ビジネス拠点エリアです。

東京メトロ有楽町線で大手町・銀座まで直通15〜17分という都心アクセス、IT・メディア・ゲーム・通信系企業の集積が生む採用・協業の機会密度、品川・大崎と比較して10〜25%程度抑えられた賃料水準で100坪以上の大規模フロアを確保できる経済合理性、そして東京湾岸の開放的なウォーターフロント就業環境という4つの優位性が組み合わさることで、成長フェーズのIT・メディア系企業や大規模拠点移転を検討する企業にとって独自の立地適性を発揮します。

一方で、JR非直結・有明エリアの飲食環境の限定性・大型ビルの入居審査基準・来客動線の分かりにくさなど、品川・大崎エリアと比較して限定的な側面もあります。移転先の選定においては、自社の業種・路線利用・フロアサイズ・採用エリア・コスト計画を総合的に評価した上で判断することが重要です。

■ 最新の募集情報を確認する
豊洲・有明エリアの空室状況は常に変動しています。希望する規模・グレード・立地条件に合った物件情報を早期に把握し、条件に近い物件が動いた際にすぐ検討できる体制を整えておくことが、納得のいく移転プロジェクトへの近道となります。

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Members編集メンバー
熊谷 敏幸
熊谷 敏幸次長 / 賃貸オフィス スペシャリスト
宅地建物取引士賃貸不動産経営管理士ファイナンシャルプランナー

賃貸オフィス仲介歴19年。中央区・港区・千代田区・新宿区・渋谷区・江東区など都心エリアを中心に、これまで1,000件以上の賃貸オフィス契約をサポートし幅広い業種のオフィス移転を支援。宅建士・賃貸管理士・FPの資格を活かし、仲介から資金計画まで一貫したサポートが強み。オフィサイトでは都心エリアの市場動向・物件選びに関する記事の執筆・監修を担当。

都心エリア専門賃貸オフィス市場資金計画

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※本記事の坪単価・市場情報は2026年時点の参考値であり、実際の物件条件は個別にご確認ください。

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