都心の静けさと、躍動するビジネスの可能性が交差する場所──それが千代田区四番町です。皇居にほど近く、歴史と文化、そして国際的な雰囲気が漂うこの由緒あるエリアに、ひときわ確かな存在感を放つオフィスビルがあります。「四番町THビル」。東京都千代田区四番町2-12に佇むこのビルは、かつて「東洋銅鈑本社ビル」として、日本を代表する企業の中枢を担った歴史を持っています。1972年3月の竣工以来、時代の流れを見守りつつ、1997年の耐震補強工事、そして2020年の大規模リニューアルを経て、今もなおビジネスの拠点として進化し続けています。

このビルの魅力は、その卓越した交通アクセスにあります。徒歩圏内に4駅、7路線という恵まれた立地を誇り、「市ヶ谷」駅からはJR中央・総武線、都営新宿線、東京メトロ有楽町線、南北線が、「四ツ谷」駅からはJR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線、南北線が利用できます。さらに、「麹町」駅や「半蔵門」駅へも徒歩数分でアクセスでき、有楽町線や半蔵門線も使いこなせる、まさに都心屈指のマルチアクセス環境です。新宿、東京、大手町、銀座、渋谷といった主要ビジネスエリアへも、乗り換えなし、または少ない乗り換えでスムーズに移動が可能で、ビジネスの機動力を大きく高めてくれることでしょう。

建物自体も、時を経てもなお輝きを放つ確かな品質を誇ります。鉄骨鉄筋コンクリート造の堅牢な構造を持ち、地上8階・地下1階建て、延床面積は2,193坪を超える規模感。1997年の耐震補強工事によって、旧耐震基準への不安は払拭され、安心して長期にわたる事業運営が可能です。さらに、2019年から2020年にかけては、エントランスやエレベーターホール、給湯室、トイレといった共用部に至るまで、全面的なリニューアルが施されました。屋上や外壁の防水工事も完了し、美しさと機能性の両面で、現代のオフィスにふさわしい空間へと生まれ変わっています。

四番町THビルは、賃貸オフィスとしての機能はもちろん、一部倉庫利用や敷地内でのキッチンカー出店スペースなど、多様なニーズにも応えられる柔軟性を備えています。基準階面積は約224坪。柱の少ない、または無柱の設計により、自由度の高いレイアウトが可能で、オフィスの使い勝手が非常に良好です。フロア分割の相談にも応じており、企業の成長ステージに合わせた空間利用が実現できます。

天井高は2,400mmから2,700mm、床は配線に便利なOAフロア仕様、空調は個別に調整可能なシステムを採用しており、快適なオフィス環境を提供します。エレベーターは10名乗りが2基、共用部にはリニューアル済みの男女別トイレや給湯室が設けられ、清潔で機能的な空間が整っています。通信環境は光ファイバー対応、セキュリティ面では機械警備による24時間体制を採用し、安心して利用できる体制です。敷地内には37台収容可能な平面駐車場があり、月額利用も可能です。

また、2019年にリニューアルされたエントランスには、訪れる人を温かく迎えるフリースペースが設けられており、共用部全体にも清潔感と落ち着きが漂います。さらに、平日ランチタイムには敷地内でキッチンカーが出店し、忙しいビジネスパーソンの食事もサポートしています。

四番町THビルがある千代田区四番町は、緑豊かで落ち着いた環境が広がる番町エリアの一角に位置し、大使館や教育機関が点在する閑静な街並みが特徴です。番町学園通りに面し、千代田四番町郵便局やりそな銀行市ヶ谷支店、セブン-イレブン、成城石井といった生活利便施設も徒歩圏内に揃っており、ビジネス環境としての利便性も申し分ありません。周辺の市ヶ谷駅、麹町駅エリアには多彩な飲食店もあり、ランチや会食の場にも困ることはありません。

このように、四番町THビルは都心のアクセスと静寂な環境、そして確かな安全性と機能性を兼ね備えた、理想的なオフィス空間を提供しています。法律事務所や会計事務所、コンサルティングファームといった専門性の高い企業から、IT企業、デザイン会社、研究開発部門まで、自由で効率的なオフィスを求める企業にとって、これ以上ない選択肢となるでしょう。また、従業員の通勤利便性や、日々の快適な業務環境を重視する企業にとっても、この立地と設備は大きな魅力です。