京阪世田谷ビル 11階 142.06坪（世田谷区、若林）

都心へのアクセスと良好な住環境が共存する人気の街、世田谷。その若林エリア、環七通りと世田谷通りが交差する好立地に、ランドマークとして存在感を放つのが「京阪世田谷ビル」です。
1993年3月の竣工以来、約4,600坪という壮大なスケールで、多くの企業の成長を見守ってきたこの賃貸オフィスビルは、単に歴史を重ねるだけでなく、継続的な進化を遂げてきました。2013年から2022年にかけて段階的に実施された大規模リニューアルは、空調、水回り、エントランス、エレベーターといった基幹設備から共用部に至るまで、ビル全体の機能性と快適性を現代の最高水準へと引き上げています。
新耐震基準適合の安全性、約270坪の広大な基準階、充実した駐車場、そして緑豊かな公開空地。これらが融合し、京阪世田谷ビルは、次世代の働き方を実現するための理想的なプラットフォームを提供します。株式会社インフォマートや株式会社メディヴァといった先進企業が近年拠点を構えた事実も、その価値を雄弁に物語っています。進化し続けるこの大型オフィスビルが、貴社のビジネスにもたらす可能性を探ってみましょう。

徹底的な物件概要：信頼と進化が融合した、大規模オフィス
京阪世田谷ビルは、東京都世田谷区若林1-18-10に位置する賃貸オフィスビルです。1993年3月に竣工したこの建物は、鉄骨造（一部鉄骨鉄筋コンクリート造）を採用した地上12階・地下2階建ての規模を誇ります。延床面積は約4,611坪（約15,244㎡）にも及び、日本の現行建築基準法における新耐震基準にも適合しています。管理は大手私鉄系グループである京阪グループの京阪カインド株式会社が行っていると推察され、安定した質の高い運営が期待されます。旧名称「みかみビル」としても知られています。この規模と信頼性は、世田谷エリアにおいて確かな存在感を示しています。

詳細なアクセス情報：都心へ、そして広域へ。マルチアクセスを実現
京阪世田谷ビルは、公共交通機関と自動車双方において、利便性の高いアクセス環境を提供します。公共交通機関では、東急世田谷線の「若林」駅が最も近く、徒歩5分でアクセスできます。また、渋谷へ直結する主要路線である東急田園都市線の「三軒茶屋」駅へも徒歩10分です。この他にも、東急世田谷線の「西太子堂」駅（徒歩8分）や「松陰神社前」駅（徒歩7分）も利用可能であり、三軒茶屋駅や渋谷駅からのバス路線もアクセスを補完します。
自動車でのアクセスも非常に良好で、ビルは環七通りと世田谷通りという二つの主要幹線道路に面し、交差点付近に位置するため、車での移動はスムーズで視認性も高いです。駐車場は69台から74台分を完備（自走式・機械式・地下）しており、都内有数の収容能力を誇ります。これは役員車、営業車、来客用駐車スペースの確保に大きなメリットをもたらします。地下には荷捌きスペースも設けられており、物流ニーズにも対応可能です。このマルチアクセスは、従業員の通勤利便性を高めるだけでなく、営業活動や人材確保においても大きな強みとなります。

特徴①：約270坪の広大かつ効率的なオフィス空間
京阪世田谷ビルの大きな魅力の一つは、基準階面積約270.6坪という広大な執務空間です。大規模な組織や複数の部門をワンフロアに集約することが可能で、一体感のある組織運営と効率的なワークフローを実現します。フロアはレイアウト効率が良いと評価されており、柱の影響が少なく（または柱を活かしたプランニングが可能）、トイレや給湯室などの水回りが室外の共用部に配置されているため、執務スペースを最大限に活用できます。フロア分割にも対応可能で、企業の成長段階に合わせた柔軟な利用が可能です。

オフィス内部は、窓面が多く取られているため自然光が豊富に入り、明るく開放的な雰囲気です。周辺に高層建築物が少ないため、圧迫感のない良好な眺望も期待できます。天井高は2,480mm、床には高さ70mmのOAフロアが設置され、個別空調（2013年更新済、24時間利用可）と合わせて、機能的で快適な執務環境を提供します。床荷重は標準300kg/㎡、光ファイバーも導入済みです。

特徴②：継続的な大規模リニューアルによる最新水準の共用部
京阪世田谷ビルは、竣工から年月を経てもなお、その価値を高め続けています。ビルオーナーによる戦略的な投資のもと、2013年から2022年にかけて段階的かつ大規模なリニューアル工事が継続的に実施されました。まず2013年12月には、ビル全体の快適性とエネルギー効率を向上させるため、全館空調システムの更新工事が完了しました。続いて2019年7月には、従業員の満足度に直結する2階から12階の男女トイレおよび給湯室が全面的にリニューアルされ、清潔感と機能性が大幅に向上しました。さらに2022年に入ると、1月に地下1階・2階の通路と荷物用エレベーターホールが、そして同年7月にはビルの顔である1階エントランスホールと乗用エレベーターがリニューアルされました。

この約10年間にわたる徹底的なリニューアルは、建物の陳腐化を防ぎ、新築ビルにも劣らない機能性とデザイン性を維持するための、強い意志の表れです。入居企業は、常に最新の設備と快適な共用部を利用できるメリットを享受できます。リニューアルされたエントランスは、特徴的なカーブデザインを活かしつつ、広々とした開放感と高級感を備えた空間に生まれ変わりました。エレベーター（乗用4基・荷物用1基）も安全性と利便性が向上しています。

特徴③：充実の付帯設備と緑豊かな公開空地
ビジネスを円滑に進めるための各種設備も充実しています。セキュリティは、機械警備システムと平日日中の有人管理を組み合わせ、カードキーによる24時間入退館（オートロック付）を可能にしています。これにより、企業の情報資産や従業員の安全が確保されます。地下にはテナントが利用可能な倉庫スペースも用意されており、収納ニーズにも対応します。

そして、京阪世田谷ビルのユニークな魅力が、敷地内に設けられた大規模な公開空地（広場）です。緑豊かなこのスペースは、従業員にとって貴重なリフレッシュ空間となるだけでなく、毎年夏には地域商店会主催の「サマーフェスティバル」会場としても利用されるなど、地域コミュニティとの良好な関係構築にも貢献しています。都心にありながら、ゆとりと潤いを感じられる環境は、働く人々のウェルビーイング向上にも繋がります。1階部分にはショールームとしての利用に適したスペースもあります。

周辺環境：三軒茶屋の活気と若林の落ち着きを享受
京阪世田谷ビルが位置する若林・三軒茶屋エリアは、ビジネスの利便性と生活の快適さが両立する街です。ビルが面する環七通り・世田谷通り沿いは活気がありますが、一歩入れば閑静な住宅地が広がっています。近隣にはコンビニエンスストアやスーパーマーケット（ピーコックストア等）、銀行、郵便局、警察署などが揃い、日常業務や生活に必要な利便性は十分に確保されています。

また、徒歩圏内の「三軒茶屋」駅周辺は、個性的な飲食店やカフェが軒を連ねる活気あふれるエリアです。ランチや仕事終わりの選択肢も豊富で、オンとオフの切り替えがしやすい魅力的な環境です。

テナント実績と適合性：IT・ヘルスケア企業にも選ばれる信頼性
近年のテナント動向を見ると、2022年以降に株式会社インフォマート（BtoBプラットフォーム開発）が開発拠点「三軒茶屋ラボ」を3階に開設、株式会社メディヴァの保健事業部（ヘルスケア支援）が2階に移転するなど、特にIT関連企業やヘルスケア関連企業からの評価が高いことがうかがえます。これは、継続的なリニューアルによって維持・向上されたビルの機能性、セキュリティ、そして約270坪という広いフロアプレートが、これらの成長産業のニーズに合致していることを示唆しています。1階では自動車関連と見られるテナントもショールームとして利用しており、多様なビジネスに対応できるポテンシャルを持っています。

こんな企業におすすめ：京阪世田谷ビルの価値を最大限に引き出す企業像
京阪世田谷ビルは、その充実した機能と特性から、特に以下のような企業やニーズを持つ組織にとって、理想的な選択肢となります。約270坪の広大なオフィススペースを必要とする企業、例えば本社機能の移転・集約や大規模な開発部門、研究拠点、コールセンターなどを検討中の企業には最適です。また、継続的にリニューアルされた、信頼性と品質の高いオフィス環境を求める企業にも強くおすすめします。IT、ソフトウェア開発、ヘルスケア、研究開発など、機能的なオフィスインフラを必要とする企業や、自動車利用が多く、幹線道路へのアクセスと十分な駐車場を重視する企業にも適しています。東急田園都市線（渋谷方面）や世田谷線沿線からの通勤利便性を重視する企業や、公開空地など、従業員の働く環境や地域との繋がりを大切にする企業にとっても魅力的でしょう。そして、世田谷区若林・三軒茶屋エリアで、グレードが高く、管理体制の整った大型賃貸オフィスビルをお探しの企業にとって、有力な候補となります。